ブライダルエスコート
結婚式当日に新郎新婦の一番近くでお世話をするお仕事です。会場によって異なりますが、当日のお出迎えからお見送りまでトータルに関わります。お2人の到着時間より前にスタンバイし、先に当日のプランニング内容(オーダーシートといいます)に目を通します。お2人(別々にくる場合もあります。新婦がお支度に時間がかかるため大抵新婦が早めにきます)をお出迎えし、当日のスケジュール、お持ち込み品の確認を行います。そして美容室へご案内。お支度が上がったらスタジオへご案内し、撮影後、親族の待つ控室へご案内します。その後挙式場、披露宴、お色直し中座、再入場、お開きまでお2人に付き、ご案内やお衣装のケアを行います。送賓後、美容室へご案内し(お引上げといいます)会場ご出発を見届けるまでのお仕事です。
ここが楽しい
- 人生の一大イベントに、主役の新郎新婦の一番近くでお世話をするわけですから、だんだん打解けて仲良くなります。そうすると、お2人のご両親や列席者の皆様の想いが見えてきて、家族(=自分にとって、とても大切な人)に思えてきて、こうしたら喜んでくれるかな、緊張してるけど、こんな話しをしたらリラックスできるかな、などとお客様にあった対応ができて、笑顔になられるところを見られると、とても楽しいです。披露宴をお2人も心から楽しんでいるのが伝わってくると心から「よかったね」と言う気持ちになりますし、幸せの門出をお手伝いしているので、自分もなんだかあったかい気持ちになれます。
ここが大変・・・・・
- スタンバイからお出迎えまでの短時間で、当日の進行表を含めたオーダーシートに目を通し、時間通りにご案内を進めていかなくてはなりません。また、披露宴を取り仕切るキャプテンや美容室、写真スタジオとの連携も大切で、内線電話やPHSで折々連絡を入れます。お2人に気を使わせないよう、連絡を取るタイミングも重要です。また、他のお仕事に比べ、拘束時間が比較的長めです。ハプニングやイレギュラーなことが起きた時エスコートの判断で臨機応変に対応しなくてはなりません。立ち仕事で体力的にもハード。細やかな気配り目配り心配りが必要とされます。
仕事へのやりがい
- 一生に一度の華やかなイベントを主役の近くで支えなくてはならないという緊張感と、お2人が楽しく過ごされ、披露宴が無事お開きとなり、会場を出発するそのお見送りの際に「ありがとう」と心からの笑顔をプレゼントされたときはどんなにくたくたになっていても、本当によかったという気持ちと、重要な役目を無事果たしたという達成感で満たされます。後日、お客様からお礼のメールやお便りを頂いたりしたときには本当にこの仕事を選んでよかった、という気持ちになります。また、同じ挙式・披露宴は2つとしてないので、毎回新鮮な気持ちで臨めます。