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不採用もあり得る!?履歴書の顔写真を撮るときの服装の注意点

面接で質問をする社員

履歴書の顔写真は採用担当者からの印象を大きく左右します。

写真のせいで不採用になってしまうことも……
この記事では履歴書の写真を撮影する際の服装の選び方や注意点についてご紹介します。

履歴書の証明写真はそんなに重要?

「履歴書よりも面接のほうが大事」
「どうせ面接で顔を見せるのだから履歴書の写真は適当でも大丈夫」
なんて思っていませんか?その考えは危険です。

まずは履歴書の証明写真の重要性について考えていきましょう。

履歴書の証明写真は第一印象を左右する

企業の採用選考はおおむね
「応募書類の送付→書類選考→筆記試験→面接」
という流れになりますので、採用担当者からすれば求職者と顔を合わせる前に履歴書が届くということになります。

そのため、履歴書の証明写真が採用担当者の抱く第一印象を大きく左右するのです。

表情も明るく、服装や髪型などのマナーをしっかり守った、画質が良い写真を履歴書に貼れば、第一印象が良くなり、面接のときにも好意的に見られる可能性があります。
逆に証明写真で悪印象を与えてしまうと、面接でそれを覆すのも難しくなってしまいます。

履歴書の証明写真で不採用になることも…

見た目、容姿だけで採用・不採用が決まるということは考えづらいです。
良識ある採用担当者であれば証明写真はもちろん、履歴書の内容もしっかりと見て合否を判断します。

だからといって履歴書の証明写真が採否にまったく関係がないとは言い切れません。
たとえば清潔感がない、ビジネスの場にふさわしくない服装や髪型で写っている、
表情が暗いといったマイナス要素があった場合、
「マナーが守れない」
「お客様と接するような仕事は任せられない」
と判断され、不採用につながってしまう可能性もあります。

【雇用形態・男女別】履歴書写真の適切な服装は?

履歴書の写真撮影で特に悩むのが服装です。
基本的に正社員であればスーツ(面接時と同じ服装)で撮影しましょう。

パートやアルバイトの場合は私服でも構いませんが、だらしない格好やビジネスの場にふさわしくない服装はNGです。
オフィスカジュアルであれば好印象を与えられます。
また、営業職や接客業など、職種によってはスーツのほうが望ましい場合もあります。

ここからは男女別に服装選びのポイントと履歴書の写真撮影時の注意点について見ていきましょう。

【男性編】履歴書に貼る証明写真の服装選びのポイントや注意点

男性の場合は紺色か濃いグレーのシングルスーツがおすすめです。
強めのストライプ入りなど派手なものは割けましょう。

ネクタイはスーツの色に合わせて選びますが、
明るめの紺色や青色、水色など青系統の色は信頼感を高める視覚的な効果があるといわれています。
ストライプやチェック柄などがおすすめです。
やはりイラストが入ったものや派手なものは避けましょう。

シャツの色は白色もしくは淡い水色のものがおすすめです。
最近襟先にボタンがついているボタンダウンが主流となっていますが、
もともとこれはノーネクタイを前提としているシャツとなりますので、やはり避けたほうが無難です。

髪型は長くても清潔感があれば問題ありませんが、可能であれば短めに散髪しましょう。
派手な髪色はNGです。

【女性版】履歴書に貼る証明写真の服装選びのポイントや注意点

女性の場合もスーツは紺色、グレー、黒色がおすすめです。
写真撮影の際は顔のみが写るのでスカートでもパンツでもどちらでも問題ありません。

ブラウスは白やピンクが適していて、
フリルがついたものや胸元が大きく開いたもの、派手なものは避けましょう。

メイクはさりげないナチュラルメイクを。
派手すぎるメイクや逆にノーメイクはおすすめできません。

アクセサリーはつけないかシンプルなネックレス、イヤリングに留めておきましょう。

髪型はロングヘアの方であればまとめておくのがベストです。
ショートヘアの方はパサつくようであればワックスを使用しましょう。やはり派手な髪色はNGです。

男女とも共通していえることですが、面接時と同じ服装で撮影すればまったく問題はありません。
面接の服装については外見も大切!?面接の服装マナーを徹底解説
でさらに詳しくご紹介しています。

履歴書写真に関するよくある疑問

以上で履歴書の写真撮影時の服装についてご説明しました。
最後に、履歴書写真に関してみなさんが抱きがちな疑問点にQ&A形式で回答していきます。

スマホで撮影してもOK?

基本的には写真館でプロに撮ってもらうのがおすすめです。
良い機材を使っており、良い姿勢になるように、良い表情を引き出せるようコミュニケーションをとりながら撮影してくれるため、きれいで好印象を与えられる写真が撮れます。

急に面接が入ったり仕事などで忙しくて写真館に行けなかったり、やむを得ない事情があったという場合であれば、スマホで撮影した写真でも可です。

2023年版!履歴書にも使える証明写真アプリおすすめ10選!きれいに撮るためのコツも伝授
では履歴書用の写真撮影におすすめのアプリをご紹介しています。
これらのアプリを使えば、履歴書用の写真がスマホでも簡単に撮影可能です。

ただ、時間がなくてもスピード写真などで撮影されるのをおすすめします。

面接前に髪型を変えた場合は撮り直す?

履歴書の写真には面接に来た人と履歴書を提出した人が同一人物であるかどうかを判断する本人確認にも使われます。多少の変化であれば特に撮り直す必要はありません。
ただし、ロングヘアをショートヘアにしたなど、印象が大きく変わる場合は別人であると思われてしまう可能性があるため、取り直したほうがベターです。

また、年齢やそのときのコンディションによって顔つきも変わってきます。撮影してから3ヶ月以内の写真を使いましょう。

写真と面接の服装は同じじゃないとダメ?

可能であれば面接当日と同じ服装、髪型で撮影しましょう。
男性の場合はネクタイなども揃えておくと楽です。
前述のとおり、履歴書の写真は本人確認のために使われますので、写真と面接時の服装が大きくかけ離れてしまわないよう意識しましょう。

まとめ

履歴書の証明写真は採用担当者からの印象を大きく左右する要素です。
多くの採用担当者は容姿や外見だけで不採用にすることはありませんが、たとえばTPOをわきまえていない格好をしている、清潔感がない服装をしているといった場合は、書類選考の段階で不採用になってしまうこともあり得ます。
高級なスーツを新調する必要はありませんが、清潔感とマナーを意識して撮影することが大切です。

履歴書の写真には、服装以外にもサイズや背景など、さまざまな守るべきマナーがあります。

履歴書の写真撮影の際に押さえておきたいポイントについては、
第一印象を左右する!履歴書の顔写真のマナーと好印象を与えるためのポイント
でも詳しくご紹介しています。

また、履歴書をはじめて作成する際には写真以外にも迷うこと、悩むことがさまざまあります。
たとえば、
「履歴書はやっぱり手書きのほうがいいの?」
「パソコンで作成しても問題ない?」
といった点で悩まれる方が非常に多いです。

履歴書をどちらで作成すればいいのかについては
手書きvsパソコン論争に終止符を!履歴書はどっちで作成すればいい?
でも詳しくご紹介しています。

当サイトでは転職の履歴書に関するさまざまなコンテンツを発信していますので、ぜひ参考にして「好印象を与えられる1枚」を作成してみましょう。