1. TOP
  2. 天職ヒント
  3. 第一印象を左右する!履歴書の顔写真のマナーと好印象を与えるためのポイント

第一印象を左右する!履歴書の顔写真のマナーと好印象を与えるためのポイント

履歴書には顔写真を貼りますが、映り方ひとつで採用担当者に与える印象が大きく変わるため、非常に重要です。求職者にとっては「どう見えているんだろう」「本当にこの写真でいいのかな」と不安に思う要素でもあります。

そこで今回は、履歴書に貼る顔写真を美しく・好印象を与えられるよう撮影するポイントについてご紹介します。

なぜ履歴書に顔写真が必要なの?どんなところを見られている?

そもそもなぜ履歴書に顔写真を貼らなければならないのでしょうか。「面接で直接会うんだから必要ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。まずは履歴書に顔写真を貼る必要性と、採用担当者がどのような点を見ているかについてご説明します。

顔写真の目的

履歴書に顔写真を貼る目的としてまず挙げられるのが本人確認です。採用担当者は、履歴書を提出した人物と面接を受けている人物が一致しているかを確認します。

また、事前に求職者の雰囲気やマナーを知ることもできます。TPOをわきまえた服装や髪型、メイクなどで写っているか、丁寧に写真が貼れているかといったところを見ている採用担当者もいるようです。

顔写真によって求職者の第一印象が左右される

人は見た目がすべてではありませんが、やはり視覚的に得られる情報は大きく、履歴書の顔写真がその求職者の印象を大きく左右する可能性があります。

たとえば笑顔がまったくない表情、硬い表情をしていると「緊張しているのかな」「話しづらそう」といった印象を与えてしまうかもしれません。過剰にメイクが濃かったり髪色が明るすぎたりすると「派手すぎる」「チャラい」という印象になってしまいがちです。

逆に自然な笑顔で面接にふさわしい格好で写真に写っていれば、「話しやすそう」「誠実そう」といった印象を与えられるかもしれません。

場合によっては合否に影響することも

履歴書の顔写真だけで合否が決まるということは考えづらいですが、結果に影響を及ぼす可能性はあります。先ほどもご説明したとおり、履歴書の顔写真で求職者の第一印象が左右されます。

服装や髪型、メイクがTPOに合っていないと、「マナーがなっていない」「社会人としての自覚が足りない」と思われてしまうかもしれません。面接でいくら良いことを言っても、第一印象はなかなか払拭できないものです。

「自分が採用担当者だったら」という逆の立場で考えてみましょう。たとえば、髪は寝癖でボサボサ、顔も洗わず、Tシャツのままの姿で撮った写真が貼ってある履歴書を見て、その人を採用したいと思うでしょうか。顔写真は採否に少なからず影響を与える可能性は十分考えられます。「採用担当者がどう思うか」を意識して写真を撮ってみましょう。

履歴書の顔写真の基本的なマナー

履歴書に貼る顔写真に関してもマナーがあります。以下のことを意識して写真を撮影し、履歴書に貼りましょう。

撮影してから3ヶ月以内のものを使う

人の顔は月日が経つにつれて変わってきます。特に成長が著しい子どもはそれが顕著ですが、大人でも日々変化しています。先ほどもご説明したとおり、履歴書に顔写真を貼る大きな目的は本人確認です。顔写真と面接に来た人物の顔に違いがある場合、採用担当者に違和感を与えてしまいます。なるべく写真は撮影して3ヶ月以内のものを使いましょう。

一般的には縦4cm × 横3cm

一般的な履歴書の写真欄の大きさは、縦4cm、横3cmというサイズになっていますので、写真もこれに合わせてカットして貼ります。サイズを間違えないよう定規でしっかりと測って印をつけ、まっすぐに切ります。2~3mmくらいの誤差であれば許容範囲なので、少し大きめにカットするのがおすすめです。写真館などで撮影してもらえば、指定したサイズにカットしてくれます。

背景は無地でブルー・グレー・白などのシンプルなものを選ぶ

背景は無地が鉄則で、明るいブルーやグレー、白などのシンプルな色にしましょう。背景に明るめの色を選ぶことで、写真全体が明るい雰囲気になります。

写真の裏に氏名を記載する

写真を履歴書に貼る際には、裏に油性ペンで自分のフルネームを書きましょう。応募先で写真が履歴書から剥がれてしまうこともあり得ます。写真の裏に氏名が記載されていれば、それが誰のものであるかがすぐにわかり、採用担当者が貼り直すなどの対応がしやすくなります。

写真は使い回さない

残念ながら不採用となると、履歴書が返却されることがあります。一度履歴書に貼った写真を他の企業に提出する履歴書に貼るというような使い回しはしないようにしましょう。写真が曲がっていたりシワや汚れがついていたりすることがあります。わからないつもりでも、採用担当者が見るとわかってしまうもので、印象が悪くなってしまうかもしれません。

履歴書の顔写真で好印象を与えるポイント

ここからは、採用担当者に対して好印象を与える顔写真を撮影するためのコツをお伝えします。ぜひ以下のことを意識して履歴書用の写真を撮ってみましょう。

できるだけプロに依頼する

顔写真を撮る方法は、スマホやカメラなどを使って自分で撮影する、スピード写真を使うなどさまざまありますが、やはり写真館で撮ってもらうことをおすすめします。良い機材を使っており、プロのカメラマンが姿勢や表情などをアドバイスしながら撮影してくれます。

指定したサイズにきれいにカットしてくれるのも写真館のメリットです。少し費用はかかりますが、転職はこれからの人生を大きく左右するイベントなので、自分への投資だと思って利用しましょう。

スマホで自撮りする場合の注意点

写真館やスピード写真に行っている時間がないなどの理由があれば、スマホで自撮りするという方法もあります。白い壁を背景にして、なるべく明るい場所で撮影しましょう。履歴書用の写真は真正面からが基本なので、できれば三脚などを用いてセルフタイマーで撮影します。パソコンがある場合はプリンターで印刷し、ない場合や美しさを求める場合はコンビニでプリントします。

ただし、きれいな履歴書用の写真を自撮りするのはかなり難しいです。可能な限りスピード写真や写真館を利用しましょう。

服装はスーツ(面接時と同様の服装)が基本

服装は面接時と同じような格好で、スーツが基本です。オフィスカジュアルで面接に行く場合も、スーツか面接当日の服装に合わせるのが無難です。面接の服装のマナーについては、こちらの記事「外見も大切!?面接の服装マナーを徹底解説」で詳しく説明しています。

清潔感がある髪型やメイクを心がける

やはり面接時と同じように、清潔感がある髪型やメイクを心がけましょう。寝癖や無精髭のようなだらしない格好、派手な染髪やメイクなどはNGです。

自然な笑顔を心がける

写真を撮るときには自然な笑顔を心がけましょう。まったく笑っていないと「硬い」「話しづらそう」という印象を与えてしまい、逆に満面の笑みだと少しわざとらしくなってしまうかもしれません。歯が見えない程度に口角を上げるよう意識することで、好印象を与えられる笑顔になります。

姿勢を整える

写真を撮影するときには正面を向き、姿勢を正しましょう。背筋を伸ばし、顎を引くことで、しっかりとした印象を与えられます。

まとめ

容姿で合否が決まるわけでは決してありませんが、履歴書用の面接は否応なしに第一印象を左右するため非常に大切です。とはいえ、自分を無理に良く見せようと思う必要はありません。「この人と仕事がしてみたい」「感じが良さそう」と思ってもらうことが大切です。

撮影はできるだけプロに依頼し、今回ご紹介したポイントやマナーを意識して撮影に臨みましょう。

履歴書では写真も大切ですが、それ以上に重要となるのは内容です。履歴書の書き方についてはこちらの記事「転職者必見!履歴書の書き方から提出まで徹底解説」で詳しくご説明しています。ぜひ参考にして、内定がもらえる一枚を仕上げましょう。