1. TOP
  2. 天職ヒント
  3. 正社員転職は十分チャンスあり!採用される志望動機のポイントを解説

正社員転職は十分チャンスあり!採用される志望動機のポイントを解説

握手をする2人の手

パートやアルバイト、契約社員といった働き方から正社員への転職を目指されている方も多いかと思います。
転職活動では志望動機が肝となります。

この記事では正社員転職の実情や志望動機の書き方のコツ、例文、不採用になってしまう志望動機の傾向をご紹介します。

未経験者やブランクがある方の正社員転職事情

そもそも未経験やブランクがある状態でも正社員に転職することはできるのでしょうか。
まずは正社員転職の現状について考えてみましょう。

未経験者やブランクがある方でも十分チャンスあり!

結論からいうと未経験の方やブランクがある方、これまで正社員以外の働き方をされてきた方であっても正社員に転職することは十分可能です。

特に「未経験可」の求人や第二新卒(20代)向けの求人であれば、これまでの経験や経歴よりも本人の意欲や将来性が重視されるため、十分チャンスがあります。

今企業は人手不足で正社員も不足している

近年、少子高齢化の影響で労働人口がどんどん減少しています。
特に人手不足が問題となっている業種や中小企業であれば、とにかく人材が欲しいという職場も少なくありません。

加えて今は終身雇用や新卒一括採用といった考え方も薄れてきて、転職のハードルも格段に下がっているといえます。

フリーターやアルバイト・パートから正社員を狙うという方法も

まずはアルバイトやパート、契約社員として経験を積み、その会社で正社員登用を狙うか身につけたスキルと知識を活かして正社員転職を目指すという方法もあります。

たとえば派遣社員の形態の一つに、派遣期間が終了した後に派遣先の会社が正社員として雇用することを前提とした「紹介予定派遣」というものがあります。
これを活用することで、将来的に正社員になることも可能です。

以下の記事では派遣社員から正社員への転職事情や採用担当者の本音について詳しくご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
職歴が契約社員だと正社員には転職できない?採用担当者のホンネとは?

正社員に転職するための志望動機の書き方ポイント

志望動機を見ればその人のモチベーションや仕事に対するスタンス、これまでの経験や思い描いているキャリアプランなど、さまざまな事柄がわかります。
これらをもとに採否を判断している採用担当者も少なくありません。

志望動機を作成する際には以下の3つのポイントを意識してみましょう。

履歴書に正社員になりたい志望理由を明確にする

まずはなぜ正社員になりたいのか、その理由を明確にしましょう。
生活を安定させたい、収入を増やしたい、キャリアアップしたい、経験を積みたいなど、人それぞれあるはずです。

ここが弱いと「現状のままでもいいのでは」「入社してもすぐに辞めてしまうのでは」と思われかねません。

正社員になってどのようなキャリアを歩みたいのか、どのような経験をしたいのかを明らかにしましょう。

これまでの業務で得た経験やスキルをアピールする

たとえばアルバイトやパートで働いていた、あるいはブランクがあったとしても、その経験は応募先企業でもなんらかの形で活かせるはずです。

これまでどのような知識やスキルを身につけてきたのか、それをどのように応募先で活かせるのかをアピールしましょう。

ブランクをどう埋めていくかを明らかにする

特にブランクがある場合、未経験で応募する場合、他の求職者あるいはすでに応募先企業で働いている正社員と比較すると、どうしても経験の面で差が生じている状態となります。

どのように仕事に必要なスキルや知識を習得し、いかにして周囲に追いついていくのかをアピールできれば、ブランクがある状態、経験がない状態でも採用につながりやすくなります。

正社員登用の志望動機例文

ここからは正社員転職を目指される方のために、ケース別に志望動機の例文をご紹介します。

フリーターから正社員に転職する場合

フリーターという経歴はどうしてもマイナスに捉えられるケースもあります。
なぜフリーターをしていたのか、理由を説明すればネガティブな印象を払拭できる可能性もあります。


【フリーターから企画系の正社員を目指す】

私は音楽大学に通っており、卒業後は歌手を目指してアルバイトをしてきました。しかし、生活が厳しいと感じ、正社員になりたいと考えるようになりました。これまでさまざまなコンサートや演奏会の企画・運営に携わってきました。その経験や音楽の知識を活かしたいと考え御社を志望しました。

アルバイトやパートから正社員に転職する場合

パートやアルバイトで働いている場合は、その経験をアピールしましょう。

【飲食店のアルバイトから営業職の正社員を目指す】

私は飲食業でアルバイトをしております。マニュアルばかりにとらわれず、一人ひとりのお客様と真摯に向き合うことを心がけてきました。リピートのお客様も多く、「今日もあなたの顔が見られて嬉しい」と言われることがモチベーションにつながっていました。お客様と徐々に信頼関係を築いていく経験は、営業の現場でも役に立つと考えております。

なお、パートに応募する場合は、以下の記事で志望動機の書き方をご紹介しています。
採用担当者が履歴書を見て思わず採用したくなる!パートの志望動機の書き方

契約社員から正社員に転職する場合

派遣社員で働かれている場合でも、今までの経験やそこから培ったスキルや知識をアピールしましょう。

【経理の派遣社員から会計事務所の正社員を目指す】

私はメーカーの経理部門で派遣社員として働いています。簿記検定2級を保有しており、会計帳簿の作成や証憑書類の確認業務などを担当しております。派遣期間が満了を近づいており、安定した正社員として働きたいと思い転職活動をしております。正確かつスピーディーな事務処理には自信がございます。経理担当者として会計事務所の担当者と接していたため、関与先に対してクライアント目線でサポートができると考えております。

こんな人は採用されないかも!NGな志望動機の傾向

志望動機は採用担当者が採否を決める上で非常に重要な判断材料となります。
なかなか面接に通らないという方は、今一度志望動機についても見直してみましょう。

特に以下に当てはまる志望動機はどうしても弱くなってしまいます。

正社員を志望する理由が明確ではない

正社員はパートやアルバイトなどの働き方と比較すると高度なスキルや知識が求められ、責任も重くなります。
また、時には残業や休日出勤、異動、転勤などにも対応しなければなりません。

正社員になりたい理由があいまいだと、採用担当者は「正社員に向いていないのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」という不安感を抱いてしまいます。
先ほどもご紹介したように、これからどのようなキャリアを歩んで、どうなりたいかを明確にしましょう。

志望動機の内容が浅い

志望動機の内容が浅いのも不採用につながりがちです。
一般的なこと、他社にも当てはまることを言われても、採用担当者の心には響きにくいです。

特に面接時に「これは他社でもできるのでは?」「弊社でなくても良いのでは」と言われたことがある方は、内容が浅くなっている可能性があります。

しっかりと業界研究、企業研究を行い、その会社で成し遂げたいこと、その会社でどうしても働きたい理由を考えてみましょう。

主な志望動機が給与や待遇に関する内容になっている

正社員に転職する理由、その企業を選んだ理由として給与や待遇がいいという本音もあるかもしれません。
しかし、それを前面に出すのは考えものです。

「お金のことしか考えていない」「他に条件がいい会社があったら、そっちに行ってしまうのでは」と思われてしまいかねません。
前述のとおり、その会社に入社しなければならない理由や成し遂げたいことを中心に言及しましょう。

まとめ

パートやアルバイト、契約社員で働かれていた方あるいはブランクがある方でも正社員に転職することは十分可能です。
転職の面接では特に志望動機が重要な鍵となりますので、ぜひ今回の記事を参考に、採用担当者の心に響く志望動機を考えてみましょう。

どうしても志望動機が思い浮かばない場合は今話題のChatGPTを使うのも手です。
AIなら非常に時間がかかる志望動機も一瞬で作成してくれます。
新しいアピールの切り口も見つかるかもしれません。ただし、そのまま使ってしまうと悪印象を与えかねないなどの注意点もあります。

ChatGPTを志望動機づくりに使う場合は、以下の記事を参考にしてください。
悪用禁止?志望動機をChatGPTに作ってもらう方法とは?

正社員への転職をお考えなら、tenichiを使ってみましょう。
全国各地、幅広い業種・職種の正社員求人を掲載しています。
写真や動画、ハッシュタグなどで会社の特徴や雰囲気がわかるので、ご自身にぴったりの職場が見つかる可能性も高いです。
チャンスを増やすためにも、いろんな求人を見てみましょう。

・転職者応援!正社員求人特集
新しい環境にチャレンジしたい方はぜひご覧ください!
正社員の求人特集』です。