当サイトではこれまでChatGPTを転職活動に活用するノウハウをさまざまご紹介してきました。皆さんが悩みがちな志望動機についてもChatGPTを使えば効率的に作成することが可能です。
この記事ではChatGPTを志望動機の作成に活用する手法をプロンプト(命令文)やそれに対する解答例も交えてご紹介します。
ChatGPTを志望動機の作成に活用する手法【志望動機の書き方を教えてもらう】
まずChatGPTを活用する方法としては志望動機の書き方や作成するコツについて教えてもらうというものがあります。ChatGPTはユーザーの質問に対してインターネット上の情報をもとに即座に回答をしてくれます。もちろん、志望動機の書き方についても聞けばすぐに教えてくれます。
User
転職活動の志望動機の書き方を教えてください。
ChatGPT
転職活動において志望動機は非常に重要な要素です。適切に伝えることで、あなたがその職場や企業に適していることをアピールできます。以下は、志望動機を書く際の一般的なアプローチです。
1.企業研究:
企業や職種について詳しく調査しましょう。その企業の特徴や強み、ビジョンなどを理解することが大切です。
2.自己分析:
自分のスキル、経験、興味を整理しましょう。あなたがその企業にどのように貢献できるかを考えます。
3.共感と関連付け:
企業の価値観やミッションに共感する点を見つけましょう。自分の経験やスキルを通して、その企業の目標達成にどれだけ寄与できるかを強調します。
4.アピールポイントの強調:
過去の経験や実績を挙げ、なぜそれがこのポジションに適しているかを明確に示します。自分の強みを前面に出しましょう。
5.キャリア目標:
将来のキャリア目標について触れ、その目標がこのポジションで達成できると説明します。これにより、長期的な視野を持っていることをアピールできます。
6.簡潔かつ具体的:
志望動機は簡潔でわかりやすく書くことが重要です。冗長な表現や抽象的な言葉は避け、具体的なエピソードや事例を交えると良いです。
7.フィードバックをもらう:
志望動機を書いたら、信頼できる友人やプロのアドバイザーにレビューを依頼しましょう。他者の意見を取り入れることで、より良い志望動機に仕上げることができます。
以下は、具体的な例文の一例です:
Copy code
私は貴社の強力なチームと一緒に働くことに強い興味を抱いております。私の過去の経験から学んだリーダーシップスキルとプロジェクトマネジメントの能力を活かし、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。貴社のイノベーションへの取り組みや社員が持つ熱意に共感し、私の専門知識を通じて新たな価値を生み出すことができると確信しています。これまでの経験を通じて培ったコミュニケーション能力や解決力を発揮し、チームと協力して成果を上げることを心から楽しみにしております。
この例では、具体的なスキルや経験、企業への共感を明示的に述べています。自分自身の強みを強調し、それが企業にとってどのように価値あるものとなるかを伝えることがポイントです。
例文も交えて、志望動機の書き方やポイントについて非常に詳しく回答してくれました。違う角度でもChatGPTに質問してみましょう。
User
転職活動のために履歴書を作成していますが、志望動機が思い浮かびません。何をすればいいですか?
ChatGPT
志望動機を見つけることは、自分自身や目指す職場について深く考えるプロセスです。以下は、志望動機を見つける手助けとなるいくつかのステップです:
1.自己分析:
自分の強み、スキル、興味、価値観を整理しましょう。これによって、自分がどのような環境や仕事で輝けるかを理解できます。
2.過去の経験の振り返り:
過去の職務経歴やプロジェクトから得た成果や学びを振り返ります。どの瞬間が特に充実感を感じさせ、成果を出せた瞬間だったかを考えてみてください。
3.目標の明確化:
どのようなキャリア目標を追求しているのかを明確にしましょう。その目標が、応募する職場や業界にどのようにつながるかを考えます。
4.企業の研究:
応募先企業について詳しく調べ、その企業のミッション、ビジョン、価値観、成果などを理解します。企業の特徴や魅力が、なぜあなたに合っているのかを考えましょう。
5.業界動向の把握:
応募する業界の最新の動向やトレンドを把握し、なぜその業界で働きたいのかを考えます。将来の展望や業界における自分の位置づけを意識しましょう。
6.相談:
友人や同僚、 mentorsなどに相談してみてください。他者の視点から得られるアドバイスやフィードバックは、新しいアイデアを生む手助けになります。
7.感情を込める:
あなたの感情や情熱を伝えることが重要です。なぜその職場や業界に惹かれているのか、どのように貢献できるかに焦点を当てましょう。
これらのステップを踏むことで、具体的で魅力的な志望動機を見つけることができるでしょう。自分自身に対する素直な考えと誠実さを大切にして、履歴書に綴りましょう。
志望動機を作成する際の具体的な行動について教えてくれました。以上のように、ChatGPTのアドバイスも参考にして、ご自身の志望動機を作成してみましょう。
ChatGPTを志望動機の作成に活用する手法【志望動機を作成してもらう】
ChatGPTは文章の作成も得意としています。考えるのに非常に時間がかかる志望動機もChatGPTなら瞬時に作成してくれます。
たとえば志望動機の例文を作成してもらえば、それを参考にご自身の状況や応募先に合わせた志望動機が作成しやすくなります。
User
転職活動の志望動機の例文を300文字程度で作成してください。
ChatGPT
尊敬する〇〇株式会社の採用担当者様へ、
貴社の世界的な影響力とイノベーションに魅了され、私の経験とコミュニケーションスキルを活かし、チームと協力して更なる成果を上げることに情熱を感じております。新たな挑戦に臨む覚悟で、貴社でのキャリアを築きたいと考えています。
さらに、ChatGPTであれば応募先の企業や業種、職種に合わせた志望動機も作成してくれます。
User
今転職活動をしており、商社の海外営業職を志望しています。400文字程度で志望動機を作成してください。
ChatGPT
貴社の商社の海外営業職に深い興味を抱いています。異文化の中でビジネスを展開することに魅了され、お客様との信頼関係を築き、国際市場でのビジネス拡大に貢献したいと考えています。過去の経験で培った交渉力と柔軟性を活かし、新しい市場でのビジネス機会を見つけ出し、発展させることができる自信があります。貴社でのキャリアを通じて、グローバルな視点での成長とともに、世界中のお客様に価値あるサービスを提供したいと考えています。
一般的な内容にはなりますが、このように商社の海外営業職向けの志望動機が完成しました。
さらに、条件を細かく指定したプロンプトを作成することで、より精度が高い志望動機が作成できます。
User
あなたは優秀なキャリアアドバイザーです。
以下の条件で「採用担当者や経営者に好印象を与え、採用につながるような志望動機」の原稿を作ってください。
■条件
・文字数:400文字程度
・パターン数:3パターン
・用途:転職先に提出する履歴書に記載する
・応募する業種:商社
・応募する職種:海外営業
・応募する役職:マネージャー
・職種経験:商社の国内営業
・応募者の性格・長所:米国への留学経験あり。TOEIC800点。海外の文化に関心がある。担当エリアで営業成績上位の実績あり。コミュニケーション能力がある。何でも前向きに取り組める。
ChatGPT
パターン1:
貴社の海外営業マネージャー職に挑戦したいと考えております。米国留学経験とTOEIC800点を活かし、グローバルな視点でのビジネス展開に貢献したいと熱意を抱いております。国内営業での成績上位実績から、担当エリアでのリーダーシップを発揮し、新たな市場開拓に取り組む覚悟があります。貴社で培った経験を活かし、国際的なビジネスにおいても高い成果を上げ、共に成長できることを楽しみにしております。
パターン2:
私は商社の国内営業で培った経験を活かし、貴社の海外営業マネージャーとしてご活躍したいと考えています。TOEIC800点の語学力と米国留学経験を通じて得た異文化理解が、グローバルなチームとの円滑なコミュニケーションを可能にします。過去の営業実績に裏打ちされた信頼性と前向きな姿勢で、新しい市場での事業拡大に貢献したいと思います。貴社の成長に寄与できることを心より期待しております。
パターン3:
貴社の海外営業マネージャー職に応募いたします。商社での国内営業経験を通じ、担当エリアでの実績を上げ、コミュニケーション力を磨いてまいりました。米国留学で培った国際感覚とTOEIC800点の英語力を活かし、グローバルな市場での戦略的な展開に貢献できる自信があります。新たな挑戦として、貴社とともに成長し、世界中のお客様に価値を提供したいと考えております。
指定した条件が反映された、かなり具体的な志望動機を複数候補を作成してくれました。
このようにChatGPTが作成した例文を参考に志望動機を作ってみましょう。
ChatGPTを志望動機の作成に活用する手法【志望動機を添削してもらう】
ChatGPTは文章を作成するだけでなく、人が作成した文章を添削・アドバイスしてくれます。
User
あなたは優秀なキャリアアドバイザーです。以下の志望動機の文章を添削してください。
「私は商社で営業として国内外のさまざまな取引先様を担当させていただいておりますが、『もっと新興国向けの新規営業に携わってみたい』という想いが強くなりました。また、学生時代には1年間アメリカに留学しており、語学や海外の文化にも理解がございます。
貴社は海外に積極的に販路を拡げられており、今後新興国にも事業を展開されていく方針であることをお聞きしました。私がこれまで培ってきた営業スキルや語学力を活かし、貴社の販路拡大に貢献していきたいと考えております。」
ChatGPT
志望動機の文章を添削いたします:
「私は商社において、国内外のさまざまな取引先を担当する営業として経験を積んでまいりました。しかし、最近になり『新興国向けの新規営業に挑戦したい』という強い思いが芽生えました。学生時代には1年間アメリカに留学し、語学力とともに異文化理解も深めました。
貴社は積極的に海外販路を拡大し、将来的には新興国での事業展開も計画されていると伺いました。これまで培ってきた営業スキルや語学力を活かし、貴社の販路拡大に貢献したいと考えています。新たな挑戦を通じて、私の経験と能力を最大限に発揮し、貴社の目標達成に寄与できることを心より期待しております。」
ChatGPTがより効果的と思われる文章に書き換えてくれました。
具体的なアドバイスが欲しい場合はプロンプトを工夫してみましょう。
User
あなたは優秀なキャリアアドバイザーです。以下の志望動機の文章で直したほうが良い部分を指摘してください。
「私は商社で営業として国内外のさまざまな取引先様を担当させていただいておりますが、『もっと新興国向けの新規営業に携わってみたい』という想いが強くなりました。また、学生時代には1年間アメリカに留学しており、語学や海外の文化にも理解がございます。
貴社は海外に積極的に販路を拡げられており、今後新興国にも事業を展開されていく方針であることをお聞きしました。私がこれまで培ってきた営業スキルや語学力を活かし、貴社の販路拡大に貢献していきたいと考えております。」
ChatGPT
以下は、志望動機の文章の指摘と修正例です。
1.冗長な表現の簡略化:
「営業として国内外のさまざまな取引先様を担当させていただいておりますが」 → 「国内外の取引先を担当していますが」
「もっと新興国向けの新規営業に携わってみたい」 → 「新興国での新規営業に挑戦したい」
2.言葉の重複の削減:
「想いが強くなりました」 → 「強く感じています」
3.具体性の追加:
「学生時代には1年間アメリカに留学しており、語学や海外の文化にも理解がございます」 → 「学生時代に1年間アメリカに留学し、語学や異文化への深い理解を得ました」
4.言葉の選び直し:
「担当させていただいております」 → 「担当しています」(より自然な表現)
5.具体的な理由の追加:
「貴社は海外に積極的に販路を拡げられており、今後新興国にも事業を展開されていく方針であることをお聞きしました」 → 「貴社が積極的に新興国に進出し、販路を拡大していることに魅力を感じました」
6.意気込みの強調:
「私がこれまで培ってきた営業スキルや語学力を活かし、貴社の販路拡大に貢献していきたいと考えております」 → 「私はこれまでの経験で培った営業スキルや語学力を最大限に活かし、貴社の販路拡大に熱心に貢献したいと心から考えています」
修正を加えた文章:
「国内外の取引先を担当していますが、新興国での新規営業に挑戦したいという強い意欲を感じています。学生時代に1年間アメリカに留学し、語学や異文化への深い理解を得ました。貴社が積極的に新興国に進出し、販路を拡大していることに魅力を感じました。これまでの経験で培った営業スキルや語学力を最大限に活かし、貴社の販路拡大に熱心に貢献したいと心から考えています。」
具体的にどう直したほうがいいのかアドバイスしてくれ、さらに最後に修正した文章まで添付してくれました。
違うパターンでも試してみましょう。
User
あなたは優秀なキャリアアドバイザーです。私は商社の海外営業職として転職したいと考えています。以下の志望動機を作成しましたが、付け加えたほうがいい内容や修正すべき箇所を厳しめにアドバイスお願いします。
「私は留学経験があり、現在国内営業を携わっております。海外に興味があるため、海外に展開されている貴社の海外営業職を志望しました。私の経験を活かしていきたいと思います。」
ChatGPT
志望動機の文面はすでに良いスタートですが、もう少し具体性を加えて、あなたの留学経験や国内営業の経験を強調し、貴社における海外営業職においてどのように価値を提供できるかを具体的に述べることが重要です。
以下にいくつかの提案を挙げてみます:
「私は留学経験を通じて、異なる文化や言語環境でのビジネスに対する理解を深め、柔軟性と国際的な視野を養うことができました。これらの経験から、貴社の海外営業職において、異文化コミュニケーションとクロスカルチャルなビジネススキルを活かし、新しい市場での拡大に貢献できると確信しております。
現在の国内営業の経験を通じて、クライアントとの信頼関係の構築やセールスプロセスの効率化に成功しています。これらのスキルを活かし、貴社がグローバル市場で競争力を維持し、拡大するお手伝いができると確信しております。私は自らの主体性とポジティブなエネルギーを持って、新しい挑戦に取り組んでいきたいと考えており、貴社でのキャリアを通じて成長し、共に成功を築いていけることを期待しています。」
このように、留学経験や国内営業での実績を強調し、貴社における海外営業職においてどのような付加価値を提供できるかを明確に伝えると、面接官により良い印象を与えることができます。
不足している内容についてアドバイスをくれて、例文も作成してくれました。
内容があまり充実していなかった志望動機でも、しっかりと肉付けをしてくれて中身があるものになりました。
まとめ
ChatGPTをうまく活用すれば志望動機を作成する手間や時間を大幅に削減できる可能性があります。
また、客観的に見た自分の長所やアピールポイントがわかり、文章の切り口や表現方法など新しい気づきも得られるかもしれません。
ただし、作成された文章をそのままコピーするのはNGです。
ChatGPTはネットから情報を集めて文章を生成するため、内容が一般的なものとなりがちです。
見る人が見れば文章がAIで生成されたものだとわかってしまいます。
あくまで参考程度に留め、最終的には自分の文章でまとめましょう。
注意すべき点として、ご自身の状況や応募先企業の実情とは異なる内容や誤った情報が含まれている可能性もありますので、ファクトチェックは必須です。
これらの注意点を意識しつつ、志望動機を作成する際にはぜひChatGPTも活用してみましょう。
当サイトでは他にもChatGPTを転職活動に活用するノウハウを公開しています。以下の記事も必見です。
ChatGPTで企業分析を行う方法についてはこちらの記事でご紹介しています。
自己PR文を作成する際の活用方法についてはこちらの記事を参考にしてみましょう。
ChatGPTを職務経歴書の作成に活用するノウハウはこちらの記事でご紹介しています。