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【履歴書の書き方ガイド】製造業編|これを押さえればバッチリ!

ものづくり大国日本において、製造業は間違いなく国を支える主要産業の一つです。自分がつくったものを日本中あるいは世界中のユーザーが手に取るのは大きなやりがいを感じられます。今回は、製造業への転職を考えられていて特に工場勤務を希望されている方に、履歴書の志望動機を書く際に意識したいポイントを例文も交えてご説明します。

製造業に求められる資質

履歴書の志望動機を考えるためには、「企業が何を求めているのか」を把握することが大切です。まずは工場勤務者に求められる資質について見ていきましょう。

ものづくりが好き・興味がある

まずはものづくりが好きであること、あるいは興味があることが大前提です。素材や部品から一つの製品が出来上がるまでの過程に関心があり、それを自分の手でつくっていくことにやりがいを感じられる方であれば製造業で活躍できます。

まじめにコツコツと物事に取り組める

工場では製品の品質を担保し従業員の安全を守るため、マニュアルに従って手順通りに作業を進める必要があります。また、部署やラインによっては同じ作業の繰り返しになるかもしれません。ルールに従ってコツコツと取り組む、まじめな姿勢が求められます。

協調性がある

工場勤務はもくもくと作業をしているイメージがあるかもしれませんが、多くの人が協力し合って一つの製品をつくり上げるため協調性が求められます。他のラインの作業員や他部署の人と連携をとらなければなりません。

物事が正確にこなせる

工場ではミスをすると不良品が出来上がってしまったり事故になってしまったりすることがあります。手順を守って図面や指示通りに、かつ安全に製品を仕上げる正確性も工場勤務者に求められる資質です。

資格を持っているか?

製造業には、無資格でも就業でき、未経験からスキルアップを目指す人も多くいます。しかし、なかには資格が求められる仕事もあります。例えば、倉庫内で物を移動させるフォークリフトを運転するためには「フォークリフト運転特別教育修了証」が必要です。クレーンを操作する場合は「玉掛け技能講習」を受講しなければなりません。工場が郊外にあったり夜勤があったりする場合は、通勤のために運転免許が必要になります。

また、職業能力開発促進法にもとづき実施されている国家資格制度である「技能検定」を取得すればスキルや知識を証明することができるため、製造業への転職が有利になったり資格手当がもらえて収入がアップしたりする可能性があります。

現時点で資格を保有していなくても、資格取得を目指している前向きさをアピールすることが大切です。

製造業に転職する際に履歴書の志望動機を書くポイント

転職するにあたって志望動機は非常に重要なアピールポイントになります。上記のことを踏まえた上で、採用担当者が納得できるような志望動機を考えてみましょう。特に以下のようなポイントを意識して盛り込むことで、説得力がある志望動機になります。

製造業に転職する理由

まずは「なぜ製造業に転職したいのか」という理由を考えてみましょう。ただ「ものづくりに興味があるから」だけでは弱いです。「なぜものづくりが好きなのか」「ものづくりのどのような部分に興味があるのか」を深掘りしてみましょう。

また、製造業とひとくちに言っても自動車や家電といった工業製品から家具などの日用品、食品、衣料品、医薬品に至るまで幅広いです。同じ製造業でも、自動車メーカーと食品メーカーではやることが大きく異なります。特に工業製品の場合は、製品をつくる会社もあれば部品をつくる会社もあります。「なぜその製品づくりに携わりたいのか」という部分も考えてみましょう。

その会社を選んだ理由

次にその会社を選んだ理由を考えてみましょう。例えば、金属製品を製造するメーカーに転職するとします。日本には2020年現在で約2万5,000事業所もの金属製品製造業者が存在していますが、そのなかで「なぜ応募先を選んだのか」「応募先でなければいけない理由」を明確にしましょう。そのためにも応募先の製品の特徴や技術、経営方針、社風などをしっかりと把握しておくことが大切です。

どんな経験・知識があるか

ご自身にどのような経験・知識があるのかもしっかりと説明できるようにしておきましょう。一番わかりやすいのは資格です。例えば、技能検定のうち「機械加工技能士」を持っていれば、機械加工(金属の切削や研削など)の知識と実務経験があることがわかります。

未経験から転職する場合でも、今までの経験が大いに役に立つ可能性があります。例えば営業を経験してきたのであれば、工場内でもコミュニケーション能力を駆使して他部署と連携をとりながら仕事ができると思われるかもしれません。事務職から転職するのであれば、コツコツまじめに取り組む姿勢や、正確性が活かせる可能性があります。自分の強みを見つめ直してみましょう。

応募先があなたを採用するメリット

自分の強みがわかったら、次は応募先があなたを採用するメリットについて考えてみましょう。例えばクレーンオペレーターを募集している会社であれば、玉掛の資格を保有している人、クレーン操作の経験が豊富な人は即戦力になります。応募先が求める人物像として「コミュニケーションが積極的にとれる方」であれば、営業や接客で培ったコミュニケーション能力を活かして会社に大きく貢献できるかもしれません。

自分の強みをアピールする際には、相手の立場に立って「どんなメリットがあるか」を考えてみましょう。

意欲(その会社でどうなりたいか?)

企業側としてはなるべく従業員に長く勤めてもらい、会社の中核を担ってくれる人材に育ってほしいと考えています。例えば現場のリーダーや工場長などの管理職になる、技術を極めた職人になってもらうなど、さまざまなキャリアプランがあります。

自分が応募先で「どのようになりたいか」も考えてみましょう。自分の目指す姿を決めて、それに向かって努力することで、キャリアアップや収入アップにもつながります。

製造業の履歴書の志望動機例文

それでは具体的に履歴書の志望動機はどのように書けばよいのでしょうか。ここからは、志望動機を書くポイントについて、例文も交えながら見ていきましょう。

やる気をアピールする(未経験者向け)

未経験者の場合は、意欲や製造業に興味を持ったきっかけについて書きましょう。どうしても経験者と比べると不利になりがちですが、説得力がある志望動機を伝えれば十分採用される可能性はあります。

(例文)
私は未経験ですが、部品から一つの製品が出来上がるものづくりの過程に非常に興味があります。特に貴社の製品はユーザーとして使わせていただいており、品質の高さに大きな魅力を感じております。●●(商品名)の生産に携わりたいと考え、貴社を志望いたしました。現在事務職に従事しており、作業の正確性と継続性を貴社においても活かせられると考えております。将来的には生産部門の管理者となり、貴社の生産性向上に貢献したいです。

自分の経験や知識をアピールする

経験者の方は、ご自身の経験や知識が一番の武器です。資格があれば必ず記載しましょう。また資格を保有していなくても、「どのような経験をしてきたのか」「どのような知識があるのか」を積極的にアピールしましょう。

(例文)
私は金属加工に7年従事してまいりました。さらに自分の技術力を高め、社会に貢献したいと考え、高い市場シェアを誇る貴社を志望いたしました。2級機械加工技能士を保有しておりますので、これまで実務で培った経験と知識を活かして貴社に貢献できると考えております。ゆくゆくは1級、特級を取得し、職人としてさらなる品質改良や利益向上につなげていきたいです。

まとめ

製造業では、まじめにコツコツと物事に取り組む姿勢や協調性など、さまざまな資質が必要となります。しかし、一番大切なのは「ものづくりが好き」「ものづくりに興味がある」という情熱です。未経験者であっても熱い気持ちが採用担当者に伝われば、採用される可能性は十分にあります。履歴書の志望動機にものづくりに対する情熱と、それを持つまでに至るストーリーを盛り込めば、説得力が高くなります。

経験者の方であれば、資格や経験、技術をしっかりとアピールしましょう。特に転職市場では即戦力となる人材が求められるので、ご自身のスキルが企業の求めているものとマッチすれば、高確率で採用につながります。

ぜひ今回ご紹介したポイントを踏まえて、志望動機を考えてみましょう。

志望動機も含めて履歴書の基本的な書き方やマナーはこちらの記事で、転職で必須となる職務経歴書の書き方はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしながら応募書類を作成しましょう。

「tenichi」メーカー・製造