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転職活動に必要な期間は何ヶ月?手順ごとの期間や年代による違いを解説!

スーツ姿の男性

これから転職活動を始めようとしている人のなかには、どのくらい前に準備を始めたらよいのかわからないという人も多いでしょう。

この記事では、転職活動に必要な一般的な期間や手順、年代による違いを解説します。
あらかじめ必要な期間や手順を把握しておくと、スムーズに転職活動が進みます。

転職活動の期間はどれくらい?

厚生労働省の令和2年転職者実態調査によると、転職活動にかかった期間は1~3ヶ月と答えた人が最も多いという結果になっています。
しかし、転職活動の手順を考えると、1ヶ月はかなりスムーズにいったケースといえるでしょう。

一般的には、3~6ヶ月程度の期間を見積もっておくと、余裕を持って転職活動を進められます。
年齢によっても転職に必要な期間は異なるため、傾向を把握したうえで逆算して転職活動を開始することが大切です。

転職活動の手順とそれぞれに必要な期間

ここでは、転職活動の手順とそれぞれに必要な期間を紹介します。
それぞれのステップでやるべきことをイメージしながら確認してください。

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自己分析・企業の情報収集(2週間程度)

まずは、自己分析や企業の情報収集を行います。

自己分析では、自分の強み・弱みに加えて、これまでに仕事を通じて経験したこともまとめます。

その際に、可能な限り具体的なエピソードや数字を交えると説得力を高めることが可能です。
希望するキャリアプランも、この段階で明確にします。
複数の企業から内定をもらった場合も想定し、希望の条件に優先順位を付けておくとよいでしょう。

企業の情報収集は、自分が気になっている業界や職種について、動向や仕事内容に関する最新情報をチェックします。
中途採用の求人数は新卒に比べて少ないため、気になっている企業がある場合は、こまめに求人情報を確認しておくことが大切です。

以下で自己分析・企業の情報収集に役に立つ記事をまとめています。
自己分析
仕事の探し方

応募・書類選考(1ヶ月程度)

応募先の企業を絞り込んだら、応募・書類選考のプロセスに移ります。

その際にポイントとなるのが、複数の企業に平行してエントリーすることです。

応募先の選考プロセスは企業によって大きく異なり、繁忙期は特に時間がかかることが想定されます。
応募者がコントロールできない部分なので、限られた時間を有効に使うためにも、複数の企業にエントリーしておいたほうがよいでしょう。

人気のある企業は、すぐにポジションが埋まってしまうこともあるため、「やっぱりあの企業にも応募しよう」と思ったときには、募集が締め切られていることも考えられます。

以下で応募・書類選考に役に立つ記事をまとめています。
履歴書の書き方
志望動機
職務経歴書の書き方

面接(1ヶ月程度)

働きながら転職活動を行う場合は、面接対策やスケジュールの確保で忙しくなるため、面接のステップが正念場といえます。
自分の仕事の繁忙期も考慮したうえで、あとからスケジュール変更をすることがないように調整しましょう。

企業やポジションによっては、面接が複数回実施されることもあります。
2回目の面接までに時間が空いてしまうと「熱意がない」と受け取られてしまう可能性もあるため、特に気になっている企業があれば、事前に選考プロセスを確認しておくのがポイントです。

内定をもらったら、指定された期日までに入社の意思を伝えます。
エントリーしている別の企業の結果を待つために、回答期限の延長を打診する応募者もいますが、延長することで印象が悪くなることもあるため注意が必要です。

回答期限はしっかりと守りましょう。

以下で面接に役に立つ記事をまとめています。
面接
面接の服装
質問

引き継ぎ・退職・入社準備(1.5ヶ月程度)

転職先が決まったら、引き継ぎ・退職・入社準備に移ります。

1ヶ月前を目安として、現在の会社に退職の意思を伝えます。
就業規則で退職に関するルールが決まっている場合もあるため、転職を考え始めたら早めに就業規則を確認しましょう。

後任者が決まったらマニュアルを準備して引き継ぎを行い、入社に必要な書類の準備なども平行して行います。

以下で引き継ぎ・退職・入社準備に役に立つ記事をまとめています。
離職票
退職
引き継ぎ
入社手続き

年代による転職活動の期間の目安とポイント

参考資料:厚生労働省|令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)

転職活動の期間の目安や押さえておくべきポイントは、年代によって変わることがあります。
ここでは、一般的な傾向を紹介しますので、転職活動の参考にしてください。

【年齢別】転職時期はいつがいい?求められるスキルも紹介

20代

20代は経験が浅いため、採用後に育成することを前提とする企業が多いようです。
そのため、即戦力になることよりも、ポテンシャルを重視される傾向があります。

転職期間はほかの世代に比べて短めになることが多く、約3割が1ヶ月以内に転職活動を終えているというデータもあります。

転職の際は、自分の強み・弱みを明確にして、転職する理由も再確認しておきましょう。
自己分析や転職の準備を通じて、キャリアビジョンがはっきりすると転職が成功しやすくなります。

30代

30代になると、社会人としてある程度経験を積んでいるため、即戦力になることが期待されます。
仕事に必要なスキルや能力も年齢に応じて高くなるため、1ヶ月以内に転職活動を終えている人の割合は10代よりも少なくなってきます。

書類選考や面接では、自分が応募先の企業にどのような価値を提供できるのかをアピールすることが重要です。

40代

40代は管理職としての転職も多い年代で、マネジメントを通じて会社に影響力を持つことが求められます。
明確なキャリアビジョンや働きたい企業が決まっている場合などは、1ヶ月以内という短期間で転職活動を終える人がいます。

しかし一方で、現在の責任あるポジションを退くことにためらいを感じ、転職活動が長引いてしまう人もいるようです。

50代

ビジネスパーソンとして成熟している50代は、管理職としての能力や経験に加えて、専門性や人脈なども問われます。
転職もハードルが高くなり、転職活動を終えるまでに半年以上かかる人も少なくありません。

時間がかかることを念頭に置き、早めに準備をしましょう。

以下で転職に役に立つ記事をまとめています。
転職
年代別の転職

転職活動は在職中と離職後どっちがいい?

転職活動は、在職中と離職後のどちらに行うべきなのでしょうか。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、ご自身の状況と照らし合わせて考えてみてください。

転職すべき?続けるべき?転職を考えるきっかけと対処法を解説!

在職中に転職活動をするメリット・デメリット

在職中に転職活動をする最大のメリットは、収入が途切れないことです。

仕事から離れた期間を意味する「ブランク」も発生しないため、キャリアプランにも影響しづらいといえるでしょう。
転職先がうまく見つからなかった場合は、現職に留まるという選択肢を取ることも可能です。

一方で、在職中の転職活動には時間的な制限があります。
平日の夜間や休日に面接を行わなければならないこともあり、応募先の企業とも調整が必要です。

時間が取れず、転職活動が長引くことで熱意が薄れ、妥協して就職先を選んでしまうこともあり得ます。

離職後に転職活動をするメリット・デメリット

離職後に転職活動を行うと転職活動に専念できるため、短期間で転職活動を終えられる可能性があります。
転職先の候補となる企業の情報収集や自己分析にも時間をかけることが可能で、面接のスケジュール調整もしやすいのがメリットです。

一方で、収入が途切れる期間が発生するため、精神的な余裕がなくなる可能性がある点がデメリットといえます。
転職前に当面の生活費を貯蓄し、金銭的に困らないようにしておかなければなりません。

「早く仕事を決めなければ」という焦りが、転職活動の妨げになることもあります。

収入面や精神面の安定という意味では、在職中に転職活動を行ったほうがよいといえるでしょう。
しかし、現職を1日でも早く離れたい理由がある場合は、無理をせずに退職し、じっくりと新しい仕事を探すことも大切です。

まとめ

転職活動は、キャリアプランを考えるうえで重要なステップです。
準備に十分な時間を取り、納得のいく転職を目指しましょう。

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