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フリーターから正社員になろう!おすすめの業種・職種と採用までのステップ

街を歩くビジネスマン

フリーターから正社員への転身は決して夢ではありません。

今回は、年齢別の採用状況やおすすめ職種、具体的なステップなどについて解説します。
ぜひ安定した未来を目指しましょう。

フリーターのままで大丈夫?将来への不安と解決策

フリーターはどうしても正社員と比較すると賃金が低く、解雇もしやすいため、生活が不安定になりがちです。

まずはフリーターの現状や正社員になるメリットについて考えてみましょう。

フリーターから正社員になるメリットとは?

フリーターから正社員になるには以下のようなメリットがあります。

生活が安定しやすい

正社員であればむやみに解雇されにくいです。
賃金のベースも高く、昇給や昇進によって収入も増えていきます。

社会保険にも加入できるため、老後の生活も安定しやすく、万が一働けなくなった場合でも補償を受けることが可能です。

長期的なキャリア形成がしやすい

アルバイトやパートの場合は、どうしても労働力の補完という目的で採用されます。正社員は幹部候補として採用され、昇給や昇格など、キャリアパスが用意されています。スキルや成果次第で責任あるポジションを任されるなど、長期的にスキルアップや収入アップを目指せます。

社会的信用度が高まり、住宅ローンなどにも有利

金融機関からのローン審査や、賃貸契約などを結ぶ際には、正社員としての安定した収入が大きな信頼材料になります。
将来的にマイホームや車の購入を検討している方にとっては、正社員として働くことは大きなメリットといえるでしょう。

フリーターから正社員は転身可能?

「アルバイト経験しかないし、正社員への転身は難しいのでは……」と考えられている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、近年では学歴や経歴よりも「ポテンシャル」や「意欲」を重視して採用する企業が増えています。

現在、日本は少子高齢化により深刻な人手不足が課題となっています。
そのため、新卒採用だけでは必要な人材を賄えず、既卒未経験者でもやる気がある人材を育成する企業が増えてきました。

また、競争が激化し、企業には変革が求められています。
柔軟な働き方やさまざまな仕事を経験してきたことが評価される場合もあります。

さらに、社会情勢や人々の価値観の変化もフリーターにとっては追い風といえます。
もはや新卒一括採用や年功序列、学歴偏重といった旧来の企業体制は崩壊しつつあります。

ベンチャー企業を中心に、
「どの大学を出たか」や「どんな会社で働いてきたか」よりも
「どう成長し、どのように貢献してくれるか」を重視する価値観が強まっています。

ご自身の強みをしっかり把握し、それらをアピールできれば大きなチャンスを得られるでしょう。

正社員への転身は何歳までが現実的?

「もう○○歳だから手遅れでは?」とあきらめてしまわれる方も少なくありません。
しかし、年齢によって難易度は変わりますが、実際には正社員への転身を果たされた方も多くいらっしゃいます。

20代の転職市場

20代であれば、職務経験が乏しくても伸びしろが評価されやすい傾向があります。
吸収力や柔軟性、成長意欲をアピールすることで、ポテンシャル採用される確率が高くなるでしょう。

30代の転職市場

30代になると即戦力やマネジメント経験が求められるケースが多くなります。
しかし、アルバイトや派遣などで働いてきたとしても、積んできた経験を整理し、対人スキルや成果を具体的に示すことで、正社員として受け入れられる可能性は十分にあります。

40代以降の転職市場

40代以降になると正社員採用のハードルが高くなるのは事実ですが、経験値を評価してくれる企業も存在します。
特に以下でご紹介するような業界・職種では、これまでの社会経験と熱意、柔軟性をアピールすることで道が開けることがあります。

年代別の転職市場の傾向や対策については、過去記事でさらに詳しくご紹介しています。
「年代別の転職」の記事一覧

フリーターから正社員になるのにおすすめの職種・業界

業界や職種によっては未経験者も積極的に受け入れています。
未経験者でも正社員として採用されやすい傾向がある職種や業界を見ていきましょう。

未経験OKの業界を紹介

以下のような職種や業界であれば、比較的未経験可の求人が多い傾向があり、フリーターでも正社員として採用されるチャンスがあります。

営業

人と接することが好きな方や、コミュニケーションに自信がある方に向いています。
成果が数字に表れやすく、売上を上げれば給与やキャリアに反映されやすい点が魅力です。

接客・販売

アパレルや飲食、小売業界などの接客・販売の仕事は、アルバイト経験がそのまま活かせる可能性があります。
人と接する機会が多いため、人柄やコミュニケーション能力が重視されます。

コールセンター

電話やメールでのお客様対応を行います。
マニュアルや研修制度が整っている会社も多く、未経験でもスタートしやすいでしょう。

介護・福祉

高齢化により介護・福祉の人材需要は年々高まっています。
待遇改善が進んでおり、資格取得支援制度を設けている事業所も多いので、働きながらスキルアップできる環境が整っています。

物流・軽作業

倉庫内や工場内でのピッキングや荷物の仕分けなどの軽作業は、特別なスキルが不要なケースが多いため、未経験でも始めやすいです。
体力や正確性が求められますが、需要は安定的です。

ITサポート

パソコン操作が得意な方なら、ヘルプデスクやユーザーサポートの仕事も視野に入れられます。
IT業界は需要増加による人手不足の傾向が強く、ポテンシャル採用も比較的多いです。

未経験可の企業を狙う

上記のような職種・業界以外でも、未経験で採用されるチャンスはあります。
「未経験者歓迎」や「研修充実」といったキーワードで求人を探してみましょう。

研修制度が充実している会社であれば、未経験でも業務に必要なスキルや知識を習得しやすく、必要なサポートを受けやすい傾向にあります。

介護やITなどの分野では、資格を取得することで業務の幅が広がる、給与アップにつながることが多いです。
会社によっては資格取得に必要な受験料や講習費用を補助してくれる場合もあるので、ぜひチェックしてみましょう。

フリーターから正社員になるためのステップ

フリーターから正社員を目指す際は、まず以下のポイントを押さえて転職活動の準備を進めましょう。

情報収集と応募準備

まずはご自身がこれまでアルバイトなどで培ってきたスキルや経験をリストアップし、それをどのような仕事で活かせるかを考えましょう。

たとえば、接客業での経験が長いならコミュニケーション能力や顧客対応力を強みとしてアピールできます。

次に、
「なぜ正社員を目指すのか」
「なぜこの企業なのか」
を明確に言語化し、志望動機や自己PRを作成することが重要です。
フリーター期間中に感じた葛藤や学びを交えて、自分の本気度を伝えましょう。

履歴書や職務経歴書では、これまで経験してきた具体的な業務内容や成果・実績を記載し、仕事に対する姿勢や取り組みをアピールしましょう。
アルバイト経験であっても、たとえば業務を改善するための工夫や売上を伸ばした成果、リーダーとしての経験などがあれば、それを積極的にアピールすることで評価される可能性が高まります。

選考をクリアするコツ

面接では、身だしなみや挨拶、言葉遣いなどが見られます。
まずは社会人として基本的なマナーが身についているか、見直してみましょう。

また、企業の求める人材像や仕事内容を事前に把握し、ご自身がどう貢献できるかを具体的に伝えられるように準備しておくことが大切です。

加えて応募する企業の業務内容や強み、社風などを把握しておくと、志望動機や面接での受け答えに具体性が出ます。企業研究をしっかり行い、ご自身のビジョンや価値観とマッチしている部分をアピールしましょう。

未経験の場合、即戦力としてというよりも人柄や意欲を評価されるケースが多いです。
困難な状況でも粘り強く取り組んだ経験や新しいことを学ぶ姿勢を伝えると、採用担当者に好印象を与えやすくなります。

転職や面接の流れや基本的なマナーについては、過去記事でもご紹介していますので、ぜひこちらも参考に準備を進めていきましょう。
「転職」の記事一覧
「面接」の記事一覧

まとめ

フリーターという働き方には、時間の自由が利く、転勤がないなどのメリットがある一方で、どうしても正社員と比較すると不安定になりがちです。

近年では学歴や経歴、年齢だけを重視するのではなく、やる気や柔軟性も大切にする企業が増えてきました。
20代はもちろん、30代や40代でも正社員への転身を果たされた方は数多くいらっしゃいます。

自分の強みを再確認し、活かせる職種を狙って積極的にアピールしましょう。

基本的な履歴書の書き方については過去記事が参考になります。
「履歴書の書き方」の記事一覧
業界別にポイントを詳しく解説した記事もご用意しています。

履歴書や面接のなかでも、特に重要なのは志望動機です。
正社員転職は十分チャンスあり!採用される志望動機のポイントを解説
正社員への転職活動での志望動機作成ポイントは以下の記事で詳しくご紹介しています。

正社員になるのは決して夢ではありません。
人生を変えたいと思われている方は、ぜひ今日から行動してみましょう。