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【履歴書の書き方ガイド】コールセンター編|これを押さえればバッチリ!

困ったときに頼りになるコールセンター。コミュニケーション能力に自信がある方、困っている人を助けたいという気持ちがある方にはぴったりの仕事といえます。今回はコールセンターに転職を検討されている方向けに、履歴書の志望動機の書き方についてご紹介します。

コールセンターに求められる資質

コールセンターではどんな知識やスキル、人物像が求められているのでしょうか。コールセンターの求人は、未経験でも応募ができたり、無資格でも働くことができたりします。ここでは、志望動機を考える際に抑えておきたい、コールセンターでオペレーターに求められる資質について見ていきましょう。

コミュニケーション能力(聞く力)

コールセンターのオペレーターの仕事は、電話でお客様からのお問い合わせやご要望に対応することです。用件を的確に聞いて対処するためには高いコミュニケーション能力が求められます。特に電話は相手の表情が見えず、聞き取りづらいため、普通の接客業以上に高度なスキルが求められる場合があります。

臨機応変に対応できる能力

コールセンターでは1日何件もの問い合わせやご要望に対応しなければなりません。なかにはその場で回答できないような質問をされたり、対応が難しい要望を言われたりするケースもあります。想定外のことが起こっても臨機応変に対応できる柔軟性が必要です。

ビジネスマナー

コールセンターでは、基本的なビジネスマナーが身についていることが重要です。敬語を正しく使い、相手に失礼がないようにしなければなりません。特にコールセンターに電話をかけてくるお客様は、不安に思っていたり感情的になっていたりするケースも多いです。非礼な態度をとったり言い方を間違えたりすると、誤解が生じてトラブルに発展するリスクもあります。

営業スキル

コールセンターでは、営業スキルが求められることもあります。例えば、お問い合わせをされてきたお客様に商品やサービスの案内をして注文につながれば会社の利益になります。特にオペレーターからお客様に電話をかけて営業を行うアウトバウンド型のコールセンターであれば営業スキルは必須です。

コールセンターに転職する際に履歴書の志望動機を書くポイント

「なぜ応募したのか」という志望動機をしっかりと説明できれば採用担当者を納得させることができ、採用される可能性が格段に向上します。志望動機に説得力を持たせるためには以下のようなことを考えてみましょう。

コールセンターに転職する理由

まずは「なぜコールセンターで働きたいのか」を考えてみましょう。販売や営業など、他にも接客ができる仕事は数多くあります。そのなかでコールセンターである必要性やコールセンターの仕事に魅力を感じた理由を考えてみるとよいでしょう。

応募先を選んだ理由

多くの企業ではコールセンターもしくはお問い合わせ窓口を設けています。また、コールセンター業務を請け負っている専業の会社もあります。数多くある求人のなかで、「その会社でなければいけない理由」を考えてみましょう。そのためにも、求人情報だけでなく、応募先の業務内容や商品・サービスの特徴、理念、社風などを事前にリサーチしておくことが大切です。

これまで培った経験とそこから得られたスキル・知識

即戦力が求められる転職の面接で重視されるのは、求職者の経験やスキル・知識です。これまで仕事を通じてどんな経験を積んできたのか、それによってどのような知識やスキルが得られたのかをアピールしましょう。

コールセンターは、さまざまな経験が活かせる仕事です。営業や販売、飲食などの仕事で接客経験がある、事務職で電話応対をした経験があるということであれば、それが大きな武器になります。

あなたを採用するメリット

企業が人材を選ぶ基準は「その人が自社に利益をもたらしてくれるかどうか」です。「自分を応募先企業が採用して得られるメリット」を意識して志望動機を考えてみましょう。コールセンターでの勤務経験があるのであれば、「どのようにお客様に対応して、どのような結果になったのか」という具体的な実績を挙げることで、説得力が増します。

他業種からの転職であっても、「目標の●倍の売上を達成した」「売上成績●位に入った」というような実績をアピールすることで、応募先があなたを採用するメリットを感じてくれる可能性が高まります。

意欲

転職する上ではやる気も非常に大切です。いくら経験やスキルがあったとしても、「意欲がない」と思われてしまったら採用につながりません。逆に未経験であってもモチベーションが高ければ新しい仕事にどんどんチャレンジしてスキルを伸ばしていって会社の利益に貢献してくれると思われ、採用につながる可能性が高まります。

「成長したい」「会社の利益に貢献したい」「人の役に立ちたい」という気持ちを転職理由に盛り込み、面接で存分にアピールしましょう。

コールセンターの履歴書の志望動機例文

ここからはコールセンターの中途面接を受ける際の志望動機の例文を交えつつ、ポイントをご説明していきます。

未経験者の場合

未経験者の場合は、コールセンターを志望した理由やモチベーションをアピールする方向性で志望動機を考えてみましょう。採用担当者に「ポテンシャルがある」「前向きに対応してくれそう」と思われれば、採用につながる可能性が高くなります。

(例文)
接客に携わる立場として電話だけでお客様の役に立てるコールセンターの仕事に高い関心があります。貴社の商品力と●●という経営理念に魅力を感じ志望いたしました。前職では化粧品の販売をしており、目標の2倍の売上を達成した実績があります。貴社においてもその経験を活かし、お客様満足度と利益向上を実現したいです。未経験ではありますが、持ち前の明るさと共感力の高さを活かして貢献してまいります。

経験者の場合

経験者の場合は、やはり前職での経験やそれによって身につけたスキルを全面的に押し出していきましょう。特に「どのような利益をもたらしたのか」「どのように職場を改善したのか」をわかりやすく、数字も交えて表現することで、採用担当者に響きやすくなります。

(例文)
貴社の商品力と●●という経営理念に魅力を感じ志望いたしました。私は、現在●●株式会社のコールセンターに勤務しております。仕事を通じて電話応対の高度なスキルを習得し、電話応対技能検定を取得いたしました。また、チームのサブリーダーとしてマニュアルやトークスクリプトを作成・共有した結果、お客様満足度の20%向上を達成。一方でクレームの対応フローを見直した結果、チーム全体の残業時間を50%削減しました。この経験を活かして、貴社の利益向上や職場改善に貢献したいと考えております。

まとめ

コールセンターは困っているお客様の悩みを電話で解決できて、「ありがとう」と感謝される機会が多い、やりがいのある仕事です。一方で一日中問い合わせを受けてクレームも対応しなければいけない場合もあるので、楽な仕事ではありません。顔が見えないぶん、高いコミュニケーション能力が求められます。

特にコミュニケーションスキルや接客の経験・スキルをアピールし、それによって応募先が得られるメリットを意識して志望動機を考えることで、採用につながる可能性が高くなります。未経験であっても営業や接客などの経験や実績があれば存分にアピールしましょう。

中途採用の面接では履歴書に志望動機以外にもさまざまな項目を書かなければなりません。履歴書の基本的な書き方は、こちらの記事でご紹介しています。また、転職では自分のこれまでの経歴や経験・スキルを記載する「職務経歴書」の提出が求められる場合もあります。職務経歴書の書き方については、こちらの記事でご紹介しています。ぜひこれらの記事も参考に応募書類を作ってみましょう。

「tenichi」テレフォンオペレーター(テレオペ)/テレマーケティング・コールセンター・SV