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接客業志望者必見!刺さる志望動機を作るためのポイントと例文

ガッツポーズをしているスタッフ

接客業に未経験で転職するなら志望動機が鍵となります。

この記事では書き方やおすすめのアピールポイントを例文を交えて解説します。
ご自身にぴったりな志望動機を作り、内定を勝ち取りましょう。

まずは接客業の仕事内容と求められるスキルを理解しよう

まずは接客業とはどのような仕事なのか、どのようなスキルが求められるかについて見ていきましょう。

接客業とはどんな仕事?

接客業とは、顧客と直接対応して商品やサービスを提供する仕事のことを指します。
飲食店や小売店、商業施設、ホテルやアミューズメント施設など、働くステージは多種多様です。

お客様に対して商品やサービスを紹介する販売のほか、来店対応や問い合わせ対応、クレーム対応などを行う顧客対応も接客業の主な業務です。

接客業は一般社員からリーダー、店長、エリアマネージャー、経営層などへキャリアアップすることができます。
また、アルバイトから正社員や契約社員になりやすいというのも特徴です。

そのため、未経験や異業種からの転職でも挑戦しやすく、若年層や社会人経験が浅い方にも人気があります。

接客業に求められるスキル

接客業においては特に以下のようなスキル・資質が求められます。

コミュニケーション力

接客業はお客様と話す機会が非常に多いです。
要望や悩みごとを正確に理解し、わかりやすく商品やサービスを提案したり案内したりすることが求められます。

相手に合わせた、あるいは相手の立場に立った伝え方や受け答えができるかどうかがポイントです。

対人スキル

お客様の立場に立ち、状況に応じた丁寧な対応を行うためには、ただ話すことが得意、人と接することが好きというだけでなく、高度な対人スキルが必要です。

先回りした心遣いや気遣い、おもてなしの心やホスピタリティ精神が欠かせません。

柔軟性

接客業は対人の仕事です。
そのため、予期せぬトラブルやイレギュラーな要望が発生することもあり、それらにも臨機応変に対応できる柔軟性が求められます。

また、店舗によっては商品の品出しや事務作業、在庫管理といった運営に関わる業務を任されることもあるため、マルチタスクに対応できることが求められます。

志望動機の基本構成と作成のポイント

接客業の志望動機を作成する上で大切なのは、「なぜ接客業なのか」を明確にしつつ、自分の強みややりたいことが相手に伝わるようにまとめることです。

以下のような点を意識して作成してみましょう。

まずは情報収集と分析をしよう

まずは求人情報やホームページなどに目を通し、応募先で求められるスキルや仕事内容、勤務形態などを詳細にチェックしましょう。

同時に自己分析を行い、自分の強みや弱みを把握することも大切です。
特に強みをどのように応募先で活かせるかを明確にしておきましょう。

また、弱みに関してはどのように克服していくのか、あるいはカバーしていくのかを考えることが大切です。

志望動機に盛り込むべき内容

応募先が絞り込めて自己分析が完了したら、いよいよ実際に志望動機を作成します。

以下のような3つの要素を盛り込むことで、採用担当者に響く志望動機が作成できるはずです。

熱意

「なぜこの企業の接客業を選んだのか」
「どのように成長したいのか」
といった、具体的な志望理由を含めることで、採用担当者に“熱意”をアピールできます。

そう思うに至ったエピソードを交えることで、さらに説得力が増すでしょう。

自己の強み

コミュニケーション力や柔軟性など、接客業で活かせる強みを具体的なエピソードや経験を交えて述べると説得力が増します。

貢献意欲

採用後、求職者がどのように自社に貢献してくれるかが採用担当者の大きな関心ごとです。

自分のスキルや強みを応募先でどう活かして貢献していきたいのかを明確に示しましょう。

悩んだら自分だけで抱え込まないようにしよう

もし自己分析で悩んだ場合は、家族や友人から客観的な意見をもらったり、AIを活用したりするのも手です。
ご自身ではわからなかった強みや志望動機の新しい切り口が見つかるかもしれません。

以下の記事ではAIを活用した志望動機を作成するポイントについてご紹介しています。
悪用禁止?志望動機をChatGPTに作ってもらう方法とは?

 ケース別!接客業向け志望動機の例文と書き方ポイント

ここからは接客業向け志望動機のポイントと例文を3パターンに分けてご紹介します。

ご自身の状況に近い例文を参考にしながら志望動機を作成してみましょう。

【ケース1】未経験者向けの基本例文

未経験者の場合は仕事に対する熱意や応募先企業に対する共感を示してアピールしましょう。

例文
私は人と関わることが好きで、これまで友人や家族から「聞き上手」と言われる機会が多くありました。お客様に対して直接サービスや商品の魅力を伝え、自分の人柄やスキルで売上が上げられる点に興味を持ち、接客業への転職を決意しました。特に、貴社が重視されている“おもてなしの心”に共感し、私も積極的に店舗を盛り上げていきたいと思っています。

未経験ではありますが、笑顔や明るい対応を大切にし、コミュニケーション能力を伸ばしながら貴社に貢献したいと考えています。

【ケース2】接客アルバイト経験を活かす例文

過去のアルバイト経験があるのであれば、その際の経験と応募先の企業や職種の関連性を明確にしましょう。
具体的なエピソードを加えると、採用後のイメージが採用担当者に伝わりやすくなります。

例文
私は学生時代に飲食店でのアルバイトを3年間続けてきました。ランチタイムなどの忙しい時間帯でも周囲と協力しながら効率よく業務を進める経験を積んだことで、お客様に対して安定したサービスを提供できるスキルが身についたと感じています。
貴社の店舗には幅広い年齢層のお客様が来店されるため、私の強みであるコミュニケーション力と柔軟な対応力が役立つと考えております。多くのお客様に「また来たい」と思っていただけるお店づくりに貢献したいと思い、志望しました。

【ケース3】異業種・異職種からの転職者向けの強みを強調する例文

異業種・異職種からの転職でも、これまでの経験から培ったスキルが接客業で活かせる可能性は十分にあります。
「どのような強みを、どう活かして貢献できるか」という視点でまとめてみましょう。

例文
前職では通信販売企業のカスタマーサポートに3年間従事し、お客様からの問い合わせやクレーム対応を担当していました。その経験から、どのような状況でも冷静に問題点を把握し、適切な解決策を提案できるスキルを培いました。
貴社の店舗運営方針を拝見し、お客様の声を大切にする姿勢に強く共感しております。私のコミュニケーション能力や課題解決力を活かして、店舗を訪れるすべてのお客様に安心感を与えられる接客を実現し、リピーターの増加につなげていきたいと考えています。

NGな志望動機の特徴とは?

最後に、採用担当者に響きにくいNGな志望動機の特徴について考えていきましょう。

曖昧で説得力のない表現

内容が抽象的になっている、具体性に欠けているような志望動機は採用担当者の印象に残りません。

たとえば「接客業に興味があるので志望しました」と言われても、接客業のどの部分に興味を持ったのか、入社後に何をしたいのかが明確になっていないので、採用担当者としても合否の判断がしづらいです。

 基本的な構成要素が欠けている

「熱意」
「自己の強み」
「貢献意欲」
のいずれかが抜け落ちていると、採用担当者にご自身の魅力が伝わりにくいです。

熱意ばかり伝えて貢献意欲が書かれていない場合、採用担当者としては、「どのように貢献してくれるのか」と思ってしまいます。

情報収集や分析が足りていない

たとえば「人と接するのが好きなので応募しました」と言われても、それはどこでも通用するような内容であり、説得力がありません。

情報収集や自己分析が足りていないと、ありきたりな志望動機になりがちです。

まとめ

接客業は未経験者にも採用されるチャンスが多いです。

アルバイトから正社員へのキャリアアップも可能で、異業種転職や社会人経験が浅い人にも門戸が広く開かれています。
それ故に、志望動機が採用結果を大きく左右します。

企業研究と自己分析を十分に行い、エピソードを交えて作成しましょう。
「なぜ接客業なのか」
「なぜこの企業なのか」
を明確にし、自分がどう貢献できるのかを具体的に示すことで、説得力のある志望動機になるはずです。

当サイトでは履歴書や志望動機の書き方に関するコンテンツを多数ご用意しています。
「履歴書の書き方」の記事一覧
「志望動機」の記事一覧
過去記事も参考に、基本的な書き方をマスターしましょう。