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思わず採用したくなる!協調性を長所としてアピールするコツを例文つきで解説!

笑顔の会議風景

協調性があるというのは転職活動においては大きな武器となり得ますので、自信がある方はぜひ長所として自己PRに書かれることをおすすめします。

今回は協調性の意味やアピールする際のポイントについて例文も交えてご紹介しますので、参考にして履歴書の自己PRを書いてみましょう。

協調性とは?

まずは「協調性とはなにか?」という基本的な部分から考えてみましょう。協調性とは一言でいえば「まわりと合わせられる」ことです。自分とは異なる立場や価値観の人と協力をし、時には譲歩をしながらも一つの目的や目標の達成に向けて取り組めるという性質のことを指します。

自分の意見は持ちつつも周囲の意見も尊重する、最適な方法を考え出して周囲の人と一緒に物事に取り組んでいける、異なる意見をまとめながら仕事を進めていける人は協調性が高いといえます。一方で自分の意見が絶対に正しいと思い込んでそれを押し通す、人からの助言やアドバイスを受けても自分のやり方を頑なに変えない、独断で物事を進めてしまうという人は協調性が低いと言わざるを得ません。

企業が求める協調性とは?

どのような業種・職種でも仕事は人と人が協力しあってするものなので協調性は必須です。ただ、企業では「自分の意見を持つこと」がより重視される傾向があります。

人から言われたことのみをやる、まわりの人の意見に合わせるだけでは、指示待ち人間やイエスマンになってしまいます。まわりと協力しながらも会社を良くするために自分の意見やアイディアを発信できる、自分の考えを持ちつつもまわりの意見を受け入れ一つの目標を成し遂げるといった姿勢が求められます。

協調性を構成するもの

協調性はさまざまな要素から構成されているといえます。以下のような素養を持っている人は協調性が高いと考えられます。

周囲への気配り

複数の人と一緒に仕事をすると、意見が対立したり人間関係のトラブルが発生したり仕事が思うように進まなかったりといった問題が発生することがあります。こうしたことが起こらないよう、みんなが円滑に仕事をできるよう周囲への気配りができる人は協調性が高いといえます。

チームワーク

こまめに声を掛け合って共同で作業をする、職場の人とコミュニケーションを積極的にとる、他者を補うといったチームワークも非常に重要です。

リーダーシップ

リーダーには強力に物事を進めていく力が求められますが、それと同じくらい組織内の意見を調整し、良い方向に導いていく力も必要です。協調性が高い人はリーダーシップも高いといえます。

傾聴力

前述のとおり、協調性を発揮して仕事を進めていくうえでは他者の意見を受け入れる姿勢が大切です。人の意見を聞き出す、相手の考えを理解する傾聴力も協調性を構成する重要な要素です。

親しみやすさ

話しかけにくい人、親しみが持てない人はどうしても孤立しがちです。コミュニケーションがとりやすい、意見を気軽に交換できる、困ったことを相談しやすいといった親しみやすさも協調性を発揮するうえでは重要です。

協調性を長所としてどうアピールする?例文を交えて紹介

以上で「協調性とはなにか?」をご説明しました。ここからは協調性を長所としてアピールする際に意識したいポイントをご紹介します。

協調性を効果的にアピールできる自己PRの例文

まずは自己PRで協調性をアピールする場合の例文について見ていきましょう。

私の長所は協調性があることです。現職場ではプロジェクトリーダーを任された実績があります。メンバーは立場や所属する部署、年代がそれぞれ異なるため、意見が対立することもしばしばありました。しかし、一人ひとりの意見に真摯に耳を傾け、ミーティングですり合わせを重ねた結果、少しずつ連携が密になり、チームが発足して1年で無事プロジェクトの成功にこぎつけました。貴社においても調整役となりメンバーとしっかりとコミュニケーションをとり、チームとして一つの目標を達成して利益向上に貢献したいです。

私の長所は協調性があることだと考えています。現在ホテルのフロント担当として働いています。日々お客様からさまざまなご要望をいただき客室担当やレストランなど他の部門と連携をとりながら対応しております。時にはご要望にお応えするのが困難な場合もありますが、私も他部門の方が働きやすいようアイディアを出し、それでも対応できない場合はお客様のご希望を他の手段で実現できるよう代案もご提案させていただいています。その甲斐もあって、お客様から感謝のお手紙をいただいたこともございます。ホテル勤務で培ったコミュニケーション力と提案力を活かし、営業担当として成果を上げていきたいと考えております。

最初に結論を言ってから、その根拠(エピソードや実績)を交え、最後に応募先でどのように貢献できるかという流れで書くことで、効果的な自己PRの文面が作成できるようになります。

協調性をアピールする際の注意点

協調性をアピールする際にはなるべく具体的なエピソードや実績を盛り込みましょう。「私は協調性があります」と口で言うのは簡単です。「協調性を前職・現職でどのように発揮したのか?」「協調性を発揮してどのような成果が得られたのか?」を盛り込むことで、自己PRに説得力が生まれます。

また、「協調性がある=まわりになんでも合わせる、自分の意見を押し殺して同調する」と勘違いされがちで、実際にそうなってしまっている人も少なくありません。しかし、前述のとおり企業では人の意見を聞きつつ自分の考え方もしっかり持って調整していくことが求められます。人に流されない、自分の考えをしっかり持っているということが伝わるよう意識して書いてみましょう。

協調性に自信がない人はどうすればいい?

協調性に自信がない方は他の側面からアピールしてみましょう。たとえばコミュニケーションが苦手だという自覚がある方は「集中力がある」「クリエイティブな仕事が得意」といった方向でアプローチするといいかと思います。

自分のやり方やスタイルを大切にしたい方は「人に流されず物事を進める行動力がある」「自分の意見をしっかり持っている」というようにアピールするのがおすすめです。

ただ、職場では大なり小なり協調性が必要となります。人の意見を真摯に聞く、協力しながら物事を進めていくという姿勢も大切にしましょう。

協調性が活かせる職種・長所として評価されやすい職場とは?

協調性に自信があって転職先を探されている方は、以下のような業界や職種が合っているかもしれません。

ホテル業界

ホテルは規模が大きく、フロントやクラーク、レストラン、清掃担当、送迎担当など、さまざまな部署があり、多くの人が働いています。また、お客様も非常に多種多様で日々多くの要望に対応しなければなりません。他の部署と連携してお客様の希望を叶えられれば感謝や評価につながるため、協調性がある人であれば活躍できる可能性が大いにあります。

ホテル業界の仕事内容についてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。

イベント業界

イベントでは主催者や運営会社、演者、出展者、出店者、技術スタッフ、スポンサー、警備会社、官公庁など、さまざまな組織や立場の人が協力しながら企画・開催します。また、イベント当日は来場者からの要望やトラブルに対しても社内、あるいは他社の人と連携して柔軟に対応していく必要があります。かなり高い協調性が求められますが、それだけに自分が携わったイベントが無事成功した際には大きなやりがいが感じられます。

イベント業界の仕事内容についてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。

生活相談員

生活相談員は介護施設で働く職員で、介護サービスを受けている利用者や家族の相談に乗るのが主な仕事です。施設のスタッフと連携しながら利用者やそのご家族の要望に応えていくことが求められます。また、よりよいサービスが受けられるよう施設に改善提案するのも非常に重要な役割です。こちらも協調性が必須の仕事ですが、人や社会の役に立てているという実感が得られます。

生活相談員の仕事内容についてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。

まとめ

協調性がある方は、以上のような業界であれば大きく活躍できる可能性があります。ただし、冒頭でもお伝えしたとおり、仕事は人と人とが協力しながら行うものであるため、どの業種・職種でも大なり小なり協調性は求められます。

協調性があることは転職活動においては大きな強みとなりますので、自信がある方はぜひ具体的なエピソードや実績も交えてアピールしましょう。