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一頭地を抜くチャンス!?リカレント教育を受けるメリットとは?

近年、社会人の学び直しの機会として「リカレント教育」が注目されていて、実際に政府や企業、各教育機関などが積極的に取り組みを進めています。この記事では個人がリカレント教育を受ける意義やメリット、学ぶ内容についてわかりやすくご紹介します。

図書館で本を持っている女性

そもそもリカレント教育とは?

まずはリカレント教育とはどういうものか見ていきましょう。

リカレント教育の意味

リカレント教育とは大学や専門学校などの教育機関を修了して社会で働いている人が、再び教育機関に戻って勉強をし直すことを指します。ただし、学ぶ内容は仕事に直結する知識やスキルに限られるため、文学や歴史などのいわゆる学問や美術、音楽などの教養を学ぶ行為はリカレント教育に含まれません。

リカレント教育とリスキリングの違い

リカレント教育に似たような用語として「リスキリング」が挙げられます。仕事に必要となる知識やスキルを学び直すという点では共通していますが、方法が異なります。リカレント教育は教育機関に入って学習を進めるため、休職するなどして一旦職場を離れるのが一般的です。リスキリングは業務と並行して就業時間中に学習を進めます。

リスキリングの意味や内容については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

リカレント教育とアンラーニングの違い

リカレント教育ではこれまで教育機関あるいは職場で身につけた知識や習得してきたスキルをベースとして、新しい内容を学びます。アンラーニングはこれまで学んできたことを一旦リセットして、全く新しいものを取り入れることです。これまでの常識、価値観を疑い、取捨選択するところから始めます。

アンラーニングの意味や内容については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

リュックを背負った青年

リカレント教育のメリットとは?どのように活かすことができる?

最近では教育制度や福利厚生制度の一環としてリカレント教育を取り入れている企業も増えてきていますが、リカレント教育を受ける個人にとってもさまざまなメリットが得られます。ここからはリカレント教育を受けるメリットや学んだ知識・スキルの活かし方を個人の視点で見ていきましょう。

リカレント教育を受けるメリット

リカレント教育を受けて専門的な知識やスキルを身につければ、仕事の幅が広がり、成果や業務効率の向上も期待できます。それが昇進や昇給、待遇改善にもつながるかもしれません。

また、将来的に転職する際にも有利に働く可能性があります。リカレント教育で専門性が高い知識やスキルを身につけていて、なおかつ会社で実績を積んでいけば、それが転職先においても大きく評価される可能性があります。

さらに、多様な働き方ができるチャンスも広がるでしょう。身につけた知識やスキルを活かして会社の別の部署に移動する、前述のとおり転職する、あるいはフリーランスや経営者として独立するといった選択肢もあり得ます。

リカレント教育の活かし方

リカレント教育で学んだことを活かす大前提としては、仕事に直結する、あるいは将来的に必要となる知識やスキルを身につけることです。例えば、営業に従事しているならマーケティング、経理担当者なら会計や税務について教育機関で専門性を高めることで、より高い成果が得られる可能性があります。

また、会社が必要としている知識やスキルを学ぶことで自分の価値を高めることができます。例えば、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している企業であれば、プログラミングやネットワークなどIT系の知識やスキルを身につけることで、会社の課題解決につながります。

身につけた知識やスキルを客観的に証明できる資格や学位を取得するのも効果的です。特に、難関資格や免許を取得すればできる仕事の幅が広がり、転職や独立にも大いに有利となります。

講義風景

リカレント教育の方法や学ぶ内容について紹介

ここからはリカレント教育の方法やリカレント教育で学ぶことについて、具体的に見ていきましょう。

リカレント教育の方法

先述のとおり、リカレント教育とは社会人がもう一度教育機関に入って学び直すことを指します。大学や大学院、専門学校、職業訓練校などに入学するという方法です。社会人を対象にしたコースでは夜間や休日に開講しているものもあるため、それを利用すれば働きながらでもリカレント教育を受けることができます。また、最近では自宅や職場などでも学習が進められるeラーニングを活用した講座も増えてきているようです。

リカレント教育で学ぶこと

リカレント教育では業務に役立つ知識やスキルを学びます。例えば、以下のようなものが挙げられます。

語学

今はグローバルな時代。企業は国内の市場だけでなく海外市場でも競争していかなければなりません。また、インバウンド需要で日本に多くの外国人が訪れています。特に海外と取引がある企業や訪日外国人と接する機会が多い業種に在籍しているのであれば、語学を勉強することで自分の価値を高めることができます。

ITスキル・知識(プログラミングなど)

現在、IT人材も需要が高まってきているため、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいます。しかしながら、ITに強い人材がいないため、思うように進んでいない企業が多いのも実情です。プログラミングやシステム、ネットワーク、Webなどの知識やスキルを身につければ、会社に貢献できて、将来転職する際にも有利になります。

MBA

MBAとは経営学修士のことです。大学院でマーケティングやマネジメント、経営戦略、組織論、財務・会計など経営に関する専門知識を学び、学位を取得します。特に管理職や経営層の方、あるいはそれを目指している方にはおすすめです。MBAを取得することでキャリアアップが実現できるかもしれません。

会社の業務に直結する知識・スキル

その他、会社の業務に必要な知識やスキルを学ぶケースも多いです。特に若手は専門的な知識やスキルを外部の教育機関で補うことで、大きな成長が見込めます。例えば、会計事務所で職員として勤めているのであれば専門学校に通って税理士資格や会計士資格を取得する、金属工場の技術者であれば職業訓練校で金属加工を学ぶといったことが挙げられるでしょう。

まとめ

リカレント教育を受けることで、仕事の幅が広がる、待遇がアップする、転職が有利になるなど、さまざまなメリットを得ることができます。

総務省統計局の調査では、日本の社会人の平均学習時間は、1日あたりわずか13分という結果が出ています。これは先進国の中でも最低水準です。リカレント教育で専門的な知識やスキルを身につければ、一頭地を抜くことができて自分の人材としての価値がより高まるでしょう。国際競争力が増し、社会貢献にもつながります。

再度教育機関に入って学ぶことは大変なことですが、最近ではリカレント教育を推進している企業も増えてきています。大学や大学院、専門学校の社会人向けのコースでは極力負担がかからないよう夜間や土日に開講する、講義をオンラインでも配信するなど、さまざまな配慮がなされています。

リカレント教育で学んだことはきっと自分自身の役に立つはずです。仮に転職したとしても大きな武器になります。ぜひ、学び直しの機会を設けてみてはいかがでしょうか。