
履歴書には「資格」を記載する欄があります。資格や免許を保有しているのであれば、それを免許・資格欄に記載することでご自身の特技やスキルをアピールすることができ、採用につながるかもしれません。
この記事では免許・資格欄の書き方や記入する際に意識したいポイントについてご説明します。
履歴書の免許・資格欄の基礎知識と書き方
まずは履歴書の免許・資格欄にはどのような資格が書けるのか?どのように書けばいいのか?といった、履歴書の免許・資格欄の基礎知識について見ていきましょう。
免許・資格欄に記載できる資格
履歴書に記載できるのは主に「国家資格」「免許」「民間資格」という3種類の資格です。国家資格とは法律に基づいて国や地方自治体やそれに準ずる機関が実施している資格制度のことを指します。
国や地方自治体などの公的機関がいわばお墨付きを与えてくれるため、非常に信頼度が高いです。
免許とは一般的に禁止・制限されている行為を許可するものを指します。代表的なのは運転免許です。本来であれば自動車は運転してはならないのですが、免許を取得することで運転が可能となります。
民間資格とは国や地方自治体などの公共機関以外の機関、たとえば社団法人や財団法人、企業が実施する資格制度です。
国家資格と比較して種類が多く、取得することで自分のスキルや知識を証明することができます。
履歴書の免許・資格欄の項目と書き方
免許・資格欄の項目は「資格を取得した年」「資格を取得した月」と「資格や免許の名称」の3点です。

一般的な履歴書は上図のようなフォーマットになっています。「年」の欄に資格を取得した年、「月」の欄に資格を取得した月、「免許・資格」の欄に資格や免許の正確な名称を着指します。
履歴書の免許・資格欄にはどんな資格・免許を書けばいい?おすすめの資格・免許は?

保有している資格でその人の知識やスキルがわかるため、採用担当者は免許・資格欄にも注目しています。特に資格を多く保有されている方は、どの資格を記載すべきか迷われるかもしれません。
そこで、ここからは履歴書に記載するおすすめの資格をご紹介します。今転職活動中の方はもちろん、これからキャリアチェンジのために資格の取得を考えられている方にも参考になる内容となっています。
自動車運転免許
運転免許は資格の中でも特に重要です。運転を生業とする運送業のドライバーや、営業職やサービスエンジニアなど外出することを前提としている職種であれば必須条件になっていることもあります。
また、それ以外の業種・職種あっても、取引先に訪問したり会社の用事で出かけたりする機会があるため、採用担当者にとっては特に運転免許の有無は重要な事項のひとつです。
自動車運転免許はさまざまな種類があり、特に履歴書を記載する際には注意が必要です。
運転免許の記載の仕方についてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。
その職種に必須となっている資格・有利となる資格
応募条件に必須とされている資格、応募先の業務に関連する資格、有利になる資格を保有している場合は、必ず記載しましょう。
たとえば税理士事務所に応募するのであれば、税理士資格や公認会計士、簿記検定などがあげられます。
製造業であれば職種やラインによっては技能検定やフォークリフト、玉掛作業者などの資格が条件になっていることがあります。
語学系の検定資格
今はグローバル時代です。
海外に事業を展開している企業、あるいはインバウンドに関連する企業も多いため、語学系の検定資格も有利に働く可能性があります。
やはりどこの企業でもTOEICや英語検定などは有利になる可能性が高いです。
また、中国語検定や韓国語能力試験、フランス語検定など、英語以外の言語を使える人材は希少価値が高いため、企業によっては高く評価してくれる可能性があります。
IT系の資格
語学と同じくらい、あるいはそれ以上に重宝されるのはIT系のスキルです。
今やほとんどの企業がパソコンを使って業務を行っています。具体的にはMOS(Microsoft Office Specialist)やシステムアドミニストレータなどがあげられます。
IT系の資格を保有していればIT系やWEB系の業種・職種はもちろん、技術系や営業系、事務系の職種でも即戦力として見られる可能性もあります。
ビジネス系の資格
その他ビジネス系の検定資格を記載することで、ビジネスに必要なスキルやマナーが身についていることを証明できます。
秘書検定、ファイナンシャルプランナー、ビジネス実務法務検定などがあげられます。
その他検定類
趣味に関する資格や検定、スポーツなどの段位は履歴書に記載してもしなくてもどちらでも構いませんが、面接時に採用担当者から興味をもたれる可能性があるため、余裕があれば記載しておくことをおすすめします。
たとえばアマチュア無線やニュース時事能力検定、歴史能力検定、柔道や剣道、空手、将棋、囲碁などの段位があげられます。
履歴書の免許・資格欄を書く際の注意点

以上で履歴書の免許・資格欄の書き方や記載できる資格についてご説明しました。
最後に履歴書の免許・資格欄を書く際の注意点を見ていきましょう。
資格・免許は正式名称で書く
資格・免許の名称は正式名称で記載しましょう。
たとえば運転免許には普通自動車(中型免許、準中型免許)のほかに大型免許や二種免許、原付免許など、さまざまな種類があります。
「運転免許」とだけ記載しても、どの免許を取得しているのかがわかりません。「普通自動車第一種運転免許」「大型二種運転免許」など、正確に記載することが大切です。
他にもファイナンシャルプランナーではなく「●級ファイナンシャル・プランニング技能士」、英検や英語検定ではなく「実用英語検定●級」というように、必ず正式名称で記載しましょう。
取得年は西暦と和暦を統一する
取得年は西暦表記でも和暦表記でもどちらでも問題ありませんが、どちらかに統一しましょう。
西暦と和暦が混在していると時系列がわかりにくくなってしまいます。なお、生年月日の欄や学歴・職歴欄とも統一しましょう。
資格・免許を保有していない場合は「特になし」と記載する
資格や免許を保有していない場合は「特になし」と記載しましょう。

空欄のままだと資格や免許を保有していないのか、単に記載し忘れているのか、どちらであるのかが判断できません。
「取得」と「合格」を使い分けよう
運転免許や士業資格など、その資格がないと業務を行うことが許されない免許類は「●●(資格名) 取得」、その他の資格や検定類は「●●(資格名) 合格」と記載しましょう。

資格を取得予定の場合の書き方
資格を取得していなくても取得を目指して勉強している場合は免許・資格欄にその旨を記載して構いません。
合格する見込みが高いものは「●●(資格名) 合格予定」と記載します。

試験に向けて勉強している場合は「●●(資格名) 合格に向けて勉強中」と記載します。

資格を保有していなくても、取得予定や勉強していることを記載すればアピールにつながるため、資格取得を目指されているのであれば積極的に記載しましょう。
嘘は書かない
資格を持っていないからといって嘘を書くのは絶対に止めましょう。
仮に嘘をついた場合、応募先からの信頼を失って不採用や内定取り消しとなってしまうかもしれません。場合によっては経歴詐称や詐欺罪に問われるおそれもあります。
また、医師や看護師などの医療従事者や弁護士や税理士などの士業、ドライバーやパイロットなど、業務を行うにあたって免許や資格が必須となっている場合、無資格で業務に従事することで応募先の企業にもペナルティが課される可能性もあります。
まとめ
採用担当者は思った以上に履歴書の免許・資格欄を気にしています。
特に医療や士業などの業種、乗り物の操縦や機械の操作を伴う職種などでは、資格の有無によってできる業務とできない業務があるため、特にシビアに見られがちです。
また、資格でその人のスキルや知識はもちろん、免許・資格欄の書き方や取得した資格のジャンルなどで人柄や性格、興味関心もわかります。
免許・資格欄も自分をアピールする重要な要素だと考えて、間違いのないよう丁寧に記載しましょう。




