
転職を考えているという方のなかには、いつ転職したらよいのか、適した転職時期があれば知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
年間のどの時期に転職するか、あるいは転職する年代によっても適した転職時期は異なります。この記事では、効率よく転職活動に取り組めるように、適切な転職時期について徹底的に解説します。
年間でおすすめの転職時期は何月?

まず年間のなかで転職におすすめの月は、求人数が圧倒的に多い新年から3月までです。次いで多くの企業の下半期が始まる10月の前、7月~9月までの期間もおすすめです。
公認会計士や税理士などの士業や資格が関連する仕事は、試験前後に求人が増えるなどの影響があるため、資格の試験日あたりを目安に動くとよいでしょう。
基本的には、企業の決算期や半期など区切りがあるタイミングに合わせて予算が組まれているため、求人数が多い時期は決算前、下半期が始まる前までとなります。求職者側の心情としても、新しい期あるいは下半期が始まるタイミングから勤めはじめたいと考える方もいるため、それが影響して求人数が増えている可能性もあります。
求人数が多い時期がおすすめの理由
求人数が多い時期には求職者もたくさん動いているため、あまりメリットがないのでは?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。たしかにライバルが少ない時期を狙うという戦略もありますが、やはりたくさんある案件のなかから自分にマッチする案件を探せることは大きなメリットです。
もし志望企業が決まっていて、ライバルが少ない時期にも募集していると知っている場合は、ライバルが少ない時期を狙うべきです。ただ、そうでない場合は求人数が多い時期にほかの求人と比較して絞り込んでいくほうが、自分にフィットする優良求人を見つけやすいため、おすすめです。
年代別に適した転職時期

次に年代別の適した転職時期についてみていきましょう。この記事では年代を、新卒で入社してすぐ・第二新卒・20代後半・30代前半・30代半ば・30代後半・40代以降という7つに分けてご紹介します。
このなかで対象となる求人数が多いのは、30代半ばまでです。長期のキャリア形成を考えた場合、30代半ばまでの人材に絞って募集できるため、その年代までの求人が多い傾向にあります。ただ、新卒入社してすぐの転職は、避けるのが無難です。
なぜなら、「企業を見る目がなく就活に失敗したのではないか」「自己分析ができておらず、自分にフィットしない企業を選んでしまい、また間違ったとすぐに転職するのではないか」「堪え性がないのでは」などの疑いがかけられるためです。
もちろん、企業側が抱くそれらの心配をクリアする受け答えができるようであれば、新卒で入社してすぐの転職でも問題はありませんが、上記のように企業から見られる可能性があることは忘れないようにしましょう。
転職時期のゴールデンタイムは?
転職時期のゴールデンタイムといえるのは、第二新卒です。異業種・異職種を狙う、高収入を狙う場合などは、このタイミングの転職が高確率で成功する傾向にあります。
次にゴールデンタイムといえるのが、20代後半で、その次が30代前半、30代半ばと続きます。40代以降はスキルによって大きく異なるため、求められるスキルを参照して転職活動をしましょう。
年代別転職時に求められるスキルとは
では、年代別に転職時に求められるスキルには、どのようなものがあるのでしょうか。もちろん、新卒入社してすぐ・第二新卒・20代後半・30代前半・30代半ば・30代後半・40代以降、それぞれで求められるスキルは異なります。
「新卒入社してすぐ」に求められるスキル
新卒入社してすぐの年代に関しては、特に高いスキルは重要視されない傾向にあります。ただし、なぜ最初の会社ではだめだったのか、見抜けなかった理由・今回は間違えない理由を伝え、相手を十分に納得させられるかが大事です。スキル面は新卒と同じなので、途中からでも研修に入れてもらえる可能性が高いです。
1年経ってからだと研修が終わっているので、一期下と一緒に研修を受ける、あるいはOJTというケースも増えるでしょう。
「第二新卒」に求められるスキル
第二新卒は、ポテンシャル採用の色合いが濃いため、転職理由と転職意欲が合格への鍵となります。スキル面で必要になってくるのは、社会人マナー(名刺交換・挨拶・ビジネスマナー)と、ひと通りの仕事の進め方を学び、一人前に育っているかどうかが見られます。
この年代の場合、わからないことがあったら人に聞く、あるいは自分自身で調べるなどしながら、ある程度一人で仕事を進められる力がある人は高く評価されるでしょう。こうした能力がある場合は、業種・職種共に違う領域にチャレンジしても転職できる可能性が高いです。
また、同様に一人前になっていて業種・職種などを変更しない場合は、大手企業あるいは現状スキルが足りていない企業であっても、ポテンシャルを見込んで採用してもらえる可能性があります。
「20代後半」に求められるスキル
20代後半になってくると今後の役職者候補として、自分だけではなく周囲を見られる能力も求められるようになってきます。20代後半ですでに役職者として成果を出している・組織影響を意識して働けているという人材は、高く評価されるでしょう。
ただ、役職者でなくても、後輩の教育や上司が担当している仕事を割り振ってもらえるように働きかけて実際に任せてきてもらえた人材などは、高く評価してもらえる可能性があります。一人前かつ自分で仕事を進められる能力にプラスして、周囲にも良い影響を与えるポテンシャルがあるかどうかが見られます。
「30代前半」に求められるスキル
30代前半も同じようなところが見られますが、よりマネジメント経験が求められるようになってきます。仮にマネジメント職を経験していない場合は、自主的に上司に働きかけて後輩への育成役を担い、それが成果に結びついたなど、マネジメントがすぐ行えるような準備を行ってきたというアピールが必要です。
「30代半ば」に求められるスキル
30代半ばは、マネジメント経験がないと厳しいです。それに加えて事業運営の力、組織への影響力が求められます。ただし、志望先企業にマネジメント以外にスペシャリストのキャリアステップがあり、それに見合う専門スキルを持っている場合は別です。
「30代後半」に求められるスキル
30代後半は、マネジメント経験の年数と成果、事業に対する専門性の深さ、事業を運営する力、組織へ影響力を及ぼした実績などが必要となります。40代以降になってくると、それらに加えて事業へどれだけのインパクトが与えられるか、これまでの実績と共にスキルを持っているかどうかが見られます。
転職前にはこうした年代別の必要スキルを意識して仕事に取り組んでおくと、求職者としての市場価値を高められるでしょう。
まとめ
おすすめの転職時期を知りたいと考える方のために、年代・年間の時期によってどのような違いがあるのかをご紹介しました。ベストな転職時期を逃さずに転職活動をするには、適した月や適した年代、そしてそれぞれで求められるスキルを把握しておく必要があります。
また、最適な時期に転職活動をすれば、豊富な求人のなかから自分にフィットする職場に転職できる可能性が広がり、自分のキャリアをさらに充実させられます。
転職をしたいけれど具体的な目標や方向性が見つからないという方は、まず年代別の必要スキルを参考に、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。取り組んでいくうちに、新しいやりがいやスキル・経験を積み上げれば、今よりも市場価値の高い人材として転職できるはずです。




