
近年、AIの進化によって働き方が大きく変化しています。
AIによって効率化される業務がある一方で、「将来的になくなる」といわれている仕事もあり、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、AI時代になくなる仕事について詳しく解説します。
AIに代替されやすい仕事の共通点や、AIに仕事を奪われないようにするための方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
AIでなくなるといわれている仕事の一覧

AIは、一定のルールに沿った仕事やデータ処理を得意としています。
そのような仕事は自動化しやすく、AIに奪われるリスクが高いといえるでしょう。
野村総合研究所の調査で、日本の労働者の約49%が高い自動化リスクにさらされているという結果が出ています。
それでは、具体的にどのような仕事がAIによって「なくなる」といわれているのか紹介していきます。
電車・タクシー・バスの運転士
自動運転技術が進化し、電車やタクシー、バスといった乗り物の運転業務は、AIによる代替が進んでいます。
特に、決まったルートを通る公共交通機関の運転は自動化しやすく、過去の運行状況を踏まえた最適化やGPSの活用などによる自動運転の実証実験が行われています。
事務員
事務の仕事は、データ入力や書類作成などの定型業務が多く、AIの得意分野と重なります。
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)により、AIの導入による業務効率化が推進されており、事務職の役割が変化しつつあるのが現状です。
検針員
検針員とは、電気やガスのメーターを定期的にチェックして使用量を確認する業務を行う人のことです。
自動的にデータを収集できるスマートメーターの普及により、検針員の需要が大きく減少することが予想されます。
梱包作業員・積卸作業員
物流倉庫に欠かせない梱包や積卸といった作業も自動化が進んでおり、AIによって「なくなる」仕事のひとつといわれています。
AIは荷物の重量や形状を自動で認識して梱包・積卸ができるため、効率よく作業することが可能です。
レジ係
近年、セルフレジの導入や無人店舗の拡大により、人によるレジ業務は縮小傾向にあります。
AIによる商品認識や顔認証により、完全無人化する店舗も増えてくるでしょう。
受付係・案内係
ホテル・病院・公共施設などの受付係や案内係も定型業務が多く、自動化しやすい仕事といえます。
AIが定型的な対応を担い、人間が複雑な質問やクレーム対応などに特化する分業の流れが加速しています。
通訳者・翻訳者
AI翻訳の精度が向上し、日常的な文章の通訳や翻訳は人間が必要なくなりつつあります。
ただし、AIには文化的な背景や人間の感情を含んだ判断は難しいのが現状で、完全な代替は難しい分野であるといわれていることも事実です。
税理士
税理士は専門知識を要する職業ですが、クラウド型の会計・財務ソフトの普及により、仕分けや税の申告といった定型業務は自動化される流れになっています。
ライター
検索エンジンでの上位表示を目指すSEO記事や商品説明など、構造が決まっている文章の作成はAIの得意分野です。
Web上で収集可能な情報のみで作成する文章は、人間が担う必要がなくなってきているといえるでしょう。
AIに代替されやすい仕事の共通点

AIに置き換えられやすい仕事には、次のような共通点があります。
自分の仕事に当てはまる部分があるかどうかチェックしてみましょう。
単純作業
データ入力や商品の仕分けなどの単純作業はAIが最も得意とする分野で、人間よりもミスが少なく、高速な処理が可能です。
このような仕事は、必然的にAIに置き換えられる可能性が高くなります。
マニュアル化されている
手順が明確に決められている仕事は再現性が高いことから、自動化しやすいといえます。
製造業では、人手不足への対策の一環としてロボットによる自動化が急速に進んでおり、人間が担う仕事の需要が減少しています。
速度が求められる
即時対応や大量のデータ処理などが必要な仕事では、AIの処理能力が最大限に活用できます。
具体的には、カスタマーサポートやデータ分析が必要なマネジメント業務などの分野でAIによる自動化が進み、結果的に人間の仕事がAIに置き換えられています。
危険が伴う
有害物質を扱う作業や高所作業などの危険が伴う仕事は、AIが搭載されたロボットへの置き換えが進んでいます。
人間はロボットへの指示出しや現場の監督といったマネジメント業務を担います。
AIに仕事を奪われないようにするためには?
AIの進化は止められませんが、仕事を奪われるかどうかは、「AIに使われる側」になるか、「AIを使いこなす側」になるかで大きく変わります。
ここでは、「AIに使われる側」になり、仕事を奪われないようにするための3つのポイントを紹介します。
AIの仕組みを知って使ってみる
AIを「未知のもの」「よくわからないもの」として避けていると、かえって不安が大きくなります。
まずは、AIの得意分野・苦手分野について理解を深めることから始めてみましょう。
AIが苦手な領域は人間にしか担えない可能性が高く、仕事を奪われるリスクを減らすことが可能です。
AIを避けるのではなく、「共存する」という考え方を持ち、実際にAIを使ってみることで、さらに理解が深まります。
業務効率化にもつながり、空いた時間をスキルアップや付加価値の高い仕事に使うと好循環が生まれるでしょう。
AIの最新情報を収集する
AIは日々進化を続けており、AIに代替される仕事の幅も広がっています。
例えば、AI翻訳の機能は開発当初、「質が悪く実用性が低い」といわれていましたが、現在は格段に精度が向上し、通訳者・翻訳者の仕事の一部を代替するまでになっています。
このような最新情報を日々収集することでキャッチアップが可能となり、AIに仕事を奪われる前に対策を打つことが可能になります。
AIの時代に必要なスキルを身につける
すでに始まっている「AI時代」では、AIが登場する以前とは人間に求められる能力が大きく異なります。
これまでは、ある分野において豊富な知識を持っていることを意味する「ハードスキル」が重視されてきましたが、AI時代ではコミュニケーション能力やグローバルな視点といった「ソフトスキル」が求められるようになります。
これからの時代に求められる能力を理解し、必要なスキルを身につけることで、AIに奪われにくい仕事ができるようになるでしょう。
スキルについては、以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。
『これからの時代に求められる能力とは?具体例や職種を詳しく紹介!』
まとめ
AIによってなくなる仕事には、「単純作業が多い」「マニュアル化されている」「危険を伴う」などの共通点があります。
しかし、AIによってすべての仕事が代替されてしまうわけではありません。
AIの得意分野・苦手分野を理解すると、AIによってどのような仕事がなくなっていくのかが予測しやすくなります。
人間にしかできない仕事を見極めて、AIと共存する未来を考えてみてはいかがでしょうか。




