
派遣社員として働くことを考えたときに、「派遣社員に面接はあるの?」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。
派遣社員の場合は「顔合わせ」と呼ばれる面談があり、正社員や契約社員として働く場合の面接とは目的が異なります。
この記事では、派遣社員の顔合わせに相応しい服装やNG行動なども含めて、押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
派遣に面接(面談)はある?
派遣社員に面接はありませんが、「顔合わせ」と呼ばれる面談があります。
勤務先と直接的に雇用契約を結ぶ正社員や契約社員、アルバイトとは異なり、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結びます。
派遣社員を雇用するかどうかを決めるのも派遣会社になるため、採用の合否判断を目的とした派遣先の企業との面接はありません。
しかし、実際には職場見学や業務の説明を目的とした顔合わせが行われることがあり、これが正社員や契約社員の「面接」にあたるといえます。
顔合わせには、面接と異なるポイントやNG行動があるため、目的を理解したうえで臨むことが大切です。
派遣面接(面談)でよく聞かれる質問
派遣社員の顔合わせでは、業務への適性や企業との相性を見極めるために、次のような質問をされることが多くあります。
どのように回答するか考えておくと、当日に余裕を持って対応できるでしょう。
自己紹介
派遣社員の顔合わせは、「まずは簡単な自己紹介をお願いします」といった形で始まるケースが多くあります。
名前を伝えたうえで、これまでの経歴などを短くまとめて伝えます。
職歴については自己紹介のあとに詳しく聞かれることが多いため、長くなりすぎないようにするのがポイントです。
例:「〇〇と申します。これまではメーカーで5年間、経理部に所属していました。基本的なパソコンスキルがあり、電話応対や資料作成など、幅広い業務を担当してきました。」
職歴
具体的な職歴も、派遣社員の顔合わせでよくある質問です。
就労後に即戦力として活躍できるかどうかを確認するための質問なので、エピソードを交えて、これまでの成果や業務内容を伝えましょう。
例:「前職では、不動産会社を対象として、提案や受発注業務を担当していました。
見込み客のビジネスについて理解を深め、じっくりと関係性を構築することを意識して、リピートの受注額で部内1位になったこともあります。」
保有資格
業務に関連する保有資格があれば、顔合わせのタイミングで伝えておきます。
特別な資格がない場合は、実務経験を通じて身につけたスキルについて話しましょう。
例:「パソコンスキルは一般事務の実務を通じて身につけました。ピボットテーブルを使った集計や関数の扱いにも慣れています。〇月に医療事務の資格試験を予定していて、勉強を進めています。」
前職を辞めた理由
顔合わせでは、前職を辞めた理由を聞かれることがあります。
人間関係や待遇などの理由はネガティブな印象を与えることがあるため、環境の変化や今後のスキルアップに焦点を当てて伝えるとよいでしょう。
例:「これまではメーカーのマーケティング部のアシスタントとして、デザインのデータ調整やクライアントとのやり取りを主に担当していましたが、Webデザイナーとしての専門性を高めたいと思い、Webデザインを専門とする会社で仕事をすることを考え始めました。」
残業や休日出勤の対応可否
派遣先の業務内容によっては、残業や休日出勤への対応可否を確認されることがあります。
就業後のミスマッチを防止するためにも、無理のない範囲で正直に答えることが大切です。
例:「保育園に通っている子どもがいるので休日出勤は難しいですが、残業は事前にご相談いただければ対応できます。」
派遣面接(面談)での服装・マナー

派遣社員の顔合わせは、合否を決めるためのものではありませんが、これから一緒に仕事をするうえで第一印象は重要です。
ここでは、服装やマナーで気をつけたい点を見ていきましょう。
基本的には一般的な面接と同じ
派遣の顔合わせの服装やマナーは、基本的に一般的な面接と同じです。
男性の場合はネイビーやグレーのスーツに白シャツ、黒の革靴が無難でしょう。
女性の場合はパンツスーツもしくはスカートスーツがおすすめです。
髪型や爪に清潔感があるかどうかもチェックします。
メイクはナチュラルに仕上げて、アクセサリーをつける場合は派手な印象にならないシンプルなものを選びます。
夏場はクールビズを実践している企業も多いですが、ジャケットは必ず持参しましょう。
派遣会社と事前に相談しておこう
服装やマナーについては、派遣会社と認識を合わせておくことが大切です。
すでに派遣しているスタッフがいる場合もあるので、派遣先の特徴に合わせた具体的なアドバイスがもらえることもあります。
派遣面接(面談)でのNG行動・注意点

ここでは、派遣の顔合わせでのNG行動や注意点を紹介します。
派遣ならではの注意点も多いため、あらかじめ確認しておきましょう。
給与などの条件の直接交渉
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結ぶことになります。
そのため、給与などの条件面を派遣先との顔合わせで直接交渉することはNGです。
条件面で気になることがある場合は、派遣会社に相談しましょう。
過度な自己PR
派遣先との顔合わせは、一般的な面接のように合否を決めるためのものではなく、業務内容のすり合わせや職場との相性を確認することを目的としたものです。
そのため、過度な自己PRは違和感があり、かえって印象が悪くなる可能性があります。
あくまでも自然体で臨むことを意識しましょう。
業務内容への理解不足
派遣先の企業で行う業務内容について理解が浅いと、派遣先の担当者が不安に思う可能性があります。
派遣会社と事前のすり合わせをしっかりと行い、派遣先の担当者に質問があれば、あらかじめ派遣会社に相談しておくとよいでしょう。
派遣の面接から採用までの流れ
派遣社員として働くまでの流れは、一般的に次のようになっています。
1.派遣会社に登録
2.派遣会社の担当者との面談
3.案件の紹介
4.派遣先との顔合わせ
5.派遣会社との契約
6.お仕事開始
まずは派遣会社に登録して、担当者と条件面などの希望をすり合わせる面談を行います。
面談後、担当者が条件に合った案件を紹介する流れです。
希望に合った仕事が見つかったら、派遣先との顔合わせの日程を決めます。
顔合わせ後、派遣会社と雇用契約を締結し、お仕事開始となります。
まとめ
派遣の顔合わせは一般的な面接と目的が異なりますが、服装やマナーで気をつけるべきポイントは面接と同じです。
派遣会社と連携して、しっかりと準備を行いましょう。
派遣会社の説明をよく聞いて業務内容について理解を深め、疑問に思うことがあれば、あらかじめ確認しておきます。
給与など直接的な条件面の交渉を行わないなど、この記事で紹介したNG行動も把握しておくことが大切です。
顔合わせの目的を理解して、お仕事開始までの流れをスムーズに進めましょう。




