
施工管理という仕事をご存じでしょうか。施工管理は、現場の仕事というイメージがあり男性の仕事と思われがちですが、女性の施工管理者も増えています。今回は、その仕事内容からやりがい、女性が働く場としての環境、向いている人など、施工管理の仕事について詳しく解説します。
今すぐ施工管理への転職を考えていなくても、興味があるなら知っておいて損はありません。自分に適性があるのか、この記事を通じて見極める参考にしてみてください。
施工管理の具体的な仕事内容、女性の環境は?

知っているようで実はあまり知らない、施工管理の具体的な仕事内容について、みていきましょう。
施工管理の仕事内容
施工管理の仕事には、以下のような業務があります。
工程管理
1つ目は、工事の工程管理です。どのような手順で作業を進めるのか、何人で工事を行うのか、重機などはいつ、どのタイミングでどんな種類が必要かを決め、計画に基づいて必要な手配をします。そして、計画通りに施工が進んでいるのかを確認し、問題があればその対処も都度、行います。
安全管理
施工をする際、建築資材が落下しそうな箇所がある、足場に危険な箇所がある、本来行われるべき点検がきちんと行われていないなど、危険な状況があった場合、安全に作業が行える環境を整えます。
設備上の問題があれば、すぐに必要な設備を担当する業者や社内の専門部署への接続、事故防止に必要な注意喚起など、事故が起こらない体制づくりも施工管理の仕事です。
品質管理
建築資材が発注通りの品質(寸法・材質など)で届いているかを確認し、問題があれば先方へ連絡して工期に問題がないように調整することも施工管理の重要な仕事です。建設前だけでなく、建設後も建物が耐震基準や他の規定を満たしているかを確認し、企業が提供する建設物としての品質管理を担います。
原価管理
人件費・建築資材などの材料費・足場費など、建物を建設するのにかかる原価管理も施工管理の仕事です。建設業の仕事の多くは通常、最初に予算が決まっているため、トラブルがあって工期に間に合わないからと、人件費を増やしてその分を顧客に請求するということができません。
進捗状況に応じて経費を確認し、予算内に収まるように調整することが求められます。
女性が働く場としての環境
ひと昔前、建設業界は男性ばかりの環境でしたが、近年は女性にも働きやすい職場に変わりつつあります。例えば、建設現場にも女性用トイレ・シャワールームが設置されるようになるなど、女性でも活躍できる環境が徐々に整ってきています。特に建設現場は男性が多い職場にはなりますが、施工管理はコミュニケーションが重要な仕事なので、女性ならではのコミュニケーション能力を活かして活躍できる職種でもあるのです。
施工管理のやりがい・メリット

施工管理には、どのようなやりがいがあるのでしょうか。施工管理の仕事の魅力について、みていきましょう。
高収入
施工全体をみて、予算と工期通りに進むようマネジメントする施工管理の仕事は責任も大きく、スキルが求められる仕事であるため、高収入という点をやりがいに感じる方も多いです。
もちろん簡単にできる仕事ではありませんが、成果報酬などが設けられているケースもあるため、「この施工が終わったら」という区切りが生まれやすい点もやりがいにつながるようです。
歴史・地図上に残る仕事に携われる
建設会社にもよりますが、歴史的な建物、あるいは地図上に残るような大きな建設物の施工に携われる可能性があります。自分が手掛けた建設物が将来にわたり、長く存在し続ける可能性が十分にあるため、子どもや孫にも自慢できるような仕事ができるかもしれません。
そういった点をやりがいに感じる方も多いはずです。
社外の方と深い関係性を構築できる
施工管理は、社内だけでなく、社外の多くのパートナーとも密にコミュニケーションしていくことが求められます。そのため、施工に関わる職人やその他の業者の方々と信頼関係が築けていないと、安全面を確保したり、工期通りに進めていくことができません。良い関係性を構築してお互いがお互いのために取り組む体制を整えることが施工管理の重要な任務であり、プロジェクトのスムーズな進行にもつながります。そうして多くのパートナーと一緒に施工を成功に導くことができれば、大仕事をやり遂げたという深い達成感を味わうことができるでしょう。
施工管理に向いている人の特徴
最後に、施工管理に向いている人にはどんな特徴があるのかをご紹介します。
全体を見通せる視野を持っている
施工管理という仕事は、施工に関わる工期・経費・安全・品質などを管理する必要があるため、全体を見通す視野が求められます。小さな会社を運営するような視野で物事をみて、細かな部分や個々の工程では対処しきれないことでも、全体のなかで調整して帳尻を合わせていく能力が重要になってきます。
リーダーシップがある
職人をはじめ、施工には多くの業者と人が関わるため、施工管理者は大人数の仕事を管理していかなければなりません。こうしたその道の専門家や外部の方をまとめていくには、リーダーシップは欠かせない能力といえるでしょう。
細やかな気配りができる
社内だけでなく、外部の方や自分よりも秀でた専門性を持った方々に心地よく働いてもらうには、細やかな気配りが重要です。施工管理者として仕事を成功に導くために必要な信頼関係を、現場で働く方々と構築できるかどうかの分かれ目にもなるので、細やかな気配りは必要なスキルといえるでしょう。
簡潔に説明ができる
複雑な事象を説明するときや、危険回避を促す際に、集中力を持って話を聞いてもらうには、ポイントを簡潔に説明できる能力が必要です。信頼関係があったとしても、説明が乏しいと「この人の指示通りに従っていて大丈夫なのか」という疑念を抱かせてしまう可能性があります。
どんな状況でも簡潔に物事を伝えられる説明力を身につけておくことが、危険と隣合わせの状況で働く職人たちとのスムーズな意思疎通を図り、安心して仕事ができる環境を整えることにもつながるのです。
このように高いコミュニケーション力が求められますが、建設系業務では人手不足が深刻化し、未経験でも施工管理の募集をしている企業も少なくありません。
施工管理としてキャリアアップを考えるなら、これらの特徴を踏まえた上で、まずは土木施工管理技士の2級を取得し、主任技術者となることを目指しましょう。2級の主任技術者は、外注総額が4,000万円未満(建築一式工事の場合は6,000万円未満)となっていますので、さらなるキャリアアップのためには1級を取得してください。
1級を取得すると特例監理技術者として、2つの現場を管理することができるようになります。監理技術者としての経験を積んでいけば、大きな工事現場全体の取り仕切りを任せられるようにもなるのでぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
施工管理の仕事内容がよく分からないという方のために、仕事内容・やりがい・向いている人の特徴をご紹介しました。高収入でやりがいも感じられる仕事のため、魅力を感じた方も多いのではないでしょうか。
以前と比べて女性が活躍する職場になってきているため、向いていると感じた方は一度「tenichi」で「施工管理」の求人を探すことからスタートしてみてください。
多くの求人を見れば、そこで働く雰囲気を正しく見極められるようになります。本記事で施工管理の魅力を知り、求人ごとの働く雰囲気を知って、新たなキャリアに進むチャンスをぜひつかんでみてください。
「tenichi」施工管理




