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“気持ちよく・不安なく休む”ために心得ておきたい休みの取り方とマナーを解説

発熱で休みたい、有休を取りたい、体調不良やほかの理由で長期休暇を取りたいなど、働いていれば誰しも休みを取ることはあります。しかし、どんなふうに・いつ・誰に報告すればいいのか、仕事をどのように引き継げばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、休みの取り方についてご紹介します。気持ちよく、不安なく休むために、またお互いに心地よく働くためにも、ぜひ知っておきましょう。

休みの取り方・マナーとは

体調不良・有給取得・長期休暇取得などでいざ休みを取るとなったとき、どんなタイミングでどのように伝えるべきか、休みの取り方のマナーが気になるという方も多いのではないでしょうか。

会社に当日お休みを伝えるときには、休む理由、休む目処、仕事の状態と顧客への伝達、引き継ぎ事項などをまとめておくことが重要です。そして連絡する方法は、電話で直属の上司に連絡しましょう。事前に別の方法で連絡してほしいと指定されている場合は、その方法に従い連絡します。

つながらない場合は会社に電話し、直属の上司にはメールなどで電話連絡をした旨を伝えます。電話のタイミングは、業務開始時間の10~15分前が望ましいです。あまり早すぎても、遅すぎても失礼にあたりますので、注意しましょう。 

有休や長期休暇を取る際のマナー

有給や長期休暇を取る際に気をつけるべき6つのマナーをご紹介します。

繁忙期、繁忙日、時間を避けて上司に休み取得の相談

有給や長期休暇を取る際のマナーの1つめは、繁忙期・繁忙日・繁忙時間帯を避けて、休み取得の相談を行うことです。有給は労働者に与えられた権利ではありますが、休んでいるあなたの代わりにほかの方が対応してくれることには変わりありません。まずは相談をして取得に問題がないか確認したうえで、休暇予定を周囲に伝えるようにしましょう。

休暇届の提出

休暇の取得に問題がないと確認がとれたら、休暇届の提出を行いましょう。休暇届の提出と同時に、周囲に休む期間の連絡準備を行ってください。周囲へ休みを伝えるタイミングは、上司に確認しておくとスムーズです。

顧客への事前連絡

社内への伝達が終わったら、顧客にもできるだけ早く連絡をしておきましょう。顧客に連絡する際は、休みの期間とその間の問い合わせ先などもお知らせしておくと、先方に不便をかけずに休めます。

有給期間の緊急問い合わせへの対応方法

有給の場合は、引き継いでくれる相手が決まっていない場合も多いので、一般的な問い合わせ先と緊急の問い合わせに関する対応方法を伝えておくことをおすすめします。そもそも緊急の問い合わせが起こらないようにしておくべきですが、休んでいるときに限ってトラブルが起こるということも考えられますので、準備を怠らないようにしましょう。

引き継ぎ相手への共有

長期休暇を取る場合は、その間対応してくれる引き継ぎ相手への共有を入念に行っておきましょう。顧客との取引経緯、取引先ごとのルーティンなど、見ればすぐ対応できるようなマニュアルにして渡しておき、口頭でも共有しておくことをおすすめします。

前もって進められる仕事があるのであれば休みの前にやっておき、できるだけ手間をかけないようにしておきましょう。また、顧客にも引き継ぎ相手を紹介しておくと、安心してもらえます。

復帰時のお礼、お詫びと事前準備

休暇が明けて復帰した際には、まっさきに社内外の関係者にお礼をお伝えし、迷惑をおかけしてしまった場合はお詫びを丁重にしましょう。そして、復帰当日は早めに出社して業務開始時間にはすぐ仕事にとりかかれるよう、事前準備を行っておくことをおすすめします。

もし旅行に行った場合は、お土産などをお渡しするのもお礼を伝えるよい方法です。

休みの取り方例文集

 いざ休みを取るとなったとき、「何をどこまで伝えればいいのか迷う」という方のために、パターン別の例文をご紹介します。

発熱があり、当日休みを取りたい場合

「おはようございます。◯◯です。
現在◯度熱があり、出社できそうにありません。申し訳ございませんが、休ませていただきたくお願い申し上げます。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。これから病院にかかり、本日夕方までに明日出社できそうかどうかをまたご連絡します。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。」

身内に不幸があって休みを取りたい場合

「おはようございます。◯◯です。
昨夜祖父が亡くなり、通夜・告別式に出席するため、本日から2日お休みをいただきたくご連絡しました。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。ご迷惑おかけして申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。」

災害、電車運休時などで自宅勤務を希望する場合

「おはようございます、◯◯です。
現在地元の◯◯線が架線凍結で運休しており、本日復旧の目処が立たないということです。大変申し訳ございませんが、ほかの沿線もなく出社が難しいため、在宅での勤務という形で対応させていただけますか。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。ご迷惑おかけし、申し訳ございません。顧客には私からご連絡します」

 「おはようございます、◯◯です。現在在住している◯◯地域で液状化現象があり、交通機関がすべてストップしている状況です。大変申し訳ございませんが、明後日まで出社が難しいため、在宅での勤務という形で対応させていただけますか。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。また状況が変わりましたらご連絡します。ご迷惑おかけし、申し訳ございません。顧客には私から連絡しておきます。」

有休を取りたい場合

「◯◯課長、いま5分ほどお時間よろしいでしょうか。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。私事で恐縮なのですが、◯月◯日に有休をいただけたらと思っております。業務には支障が出ないよう準備いたしますので、ご検討いただけないでしょうか。」

長期休暇を取りたい場合

・私用で長期休暇をいただく相談
「◯◯課長、いま5分ほどお時間よろしいでしょうか。」

(了承の返答)
「ありがとうございます。私事で恐縮なのですが、◯月◯日から◯月◯日までの◯日間、休暇を頂戴できたらと思っております。業務には支障が出ないよう準備いたしますので、ご検討いただけないでしょうか。」

 ・事故等体調不良で長期休暇を取る相談
「◯◯課長、おつかれさまです。本日客先から社に戻る最中に後方から車で追突され、左足と左腕を骨折し、病院に運ばれました。脳などの検査結果はこれからなのですが、おそらく2週間程入院すると医師に言われました。大変申し訳ないのですが、2~3週間程復帰に時間がかかるかもしれません。
検査結果がわかりましたらまたご連絡しますが、もし顧客から電話がかかってきましたらその旨お伝えいただけますでしょうか。宜しくお願いいたします。」

なんの理由であっても、休むことで周囲になにかしらの迷惑をおかけする可能性はあるので、事前に「ご迷惑おかけして申し訳ございません」と伝えておくようにするとコミュニケーションを円滑にできます。

有給については労働者の権利として基本的にどんな理由でも取得はできます。有給の理由を伝える必要もありません。ただ、有給取得したい日の変更依頼には、業務上差し支えがある場合、対応する必要があるので、その点は注意しましょう。

仮に有給の理由を聞かれて言いたくない場合は、私用と伝えれば大丈夫です。「理由を言わないと有給取得は認められない」と言われたら違法になる可能性があるので、再三交渉しても認めてもらえない場合は、その上の上司や人事部に確認することをおすすめします。

また、執拗に聞かれる場合は、パワハラ・セクハラにも該当する可能性があるので、悩むようなことがあれば、相談窓口や総務・人事などに相談するのも手です。

ただし、基本的に休暇取得はお願いであって、権利を行使するのが当たり前という態度はとらないようにしましょう。ご相談・お願いという形で交渉するようにすると、その後もスムーズに休みを取得しやすくなります。

まとめ

体調不良時の休み、有給取得、長期休暇の取得などの際、どんなふうに、いつ、誰に相談すればいいのかがわからないという方のために、例文を含めた休みの取り方やマナーをご紹介しました。

誰しも体調を崩したり、時には災害や事故に遭ったり、長期休暇を取りたい場合があります。その際、休む権利があったとしても「周囲に迷惑をかけない」という姿勢をもち、マナーをわきまえて休みを取得できるかどうかが、今後の働きやすさや、休みの取りやすさにも関わってきます。

みんなが権利と責任の両方をバランスよく果たし、自分も周囲も気持ちよく休みが取れる関係を構築するためにも、事前準備やマナーには十分注意して休みの取得を行いましょう。