◆ 物流業務は真田丸？ ◆

物流業務の面白さは「戦術の組立と臨機応変にあり」と若手社員が語ってくれました。
その日の物量と出勤スタッフが決まっている中で、誰をどこに配置して作業に挑むか。
この戦術が立った時点で、作業前から既に半分勝ったようなもんなんですって。
※戦術を立てるには敵（作業する商品の種類と量）と味方（出勤スタッフの得手不得手、体調等）の情報把握が必須です。情報蓄積のために、入社後はスタッフ業務を覚えてもらいながら、一緒に働くスタッフや商品を覚えてもらう期間を設けます。

さて完璧な戦術が用意できてもまだ半分。油断すると罠にはまるのでご用心。
突然機械が止まった！スタッフの病欠！急な追加注文！…等々、予定外のことも起こり得ます。
しかし予定外ではあっても、想定外ではありません。
緊急事態が起こった時のために、部隊の後方には余剰戦力＝自分が控えているのです。

若手社員の言葉を借りると、「戦術がピタリとはまって、予定通りに作業を終えたときは気分爽快！
でもその裏でなんらかのイレギュラー対応もこなしていた時は、数段上の快感！！」なんだそう。

話しを聞きながら、私の頭に浮かんだのはあの「真田丸」。
強大な東軍を前に、完全に劣勢な真田丸は、しかし攻められても攻められてもびくともしない。
完璧な戦術と臨機応変な動きで東軍を手玉に取った真田幸村と、目を輝かせて話す若手社員の姿がダブって見えます。
（物流課の仕事って、将棋やパズルが好きな人に向いているのかも知れないな）
私の感想をよそに、話しを終えた若手社員は、今日の戦術を胸に物流現場へと向かって行きました。