株式会社コーンズ・エージー  RECRUIT

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INTERVIEW - 06

プラントの規模も、
完成した手応えも、
デッカイのだ!

森谷 翔一

MORIYA Shoichi

国際本部 農機・環境エネルギー部 バイオガスグループ O&Mチーム

2021年入社

バイオガスグループO&Mチームで、バイオガスプラントの施工管理を担っている森谷翔一さん。前職は建設業界で図面の設計者だったものの、施設規模や金額の大きさが段違いで、何をするにも初めての状態から仕事がスタートしました。四苦八苦することも多いけれど、彼が笑顔で働けるキーワードは「ヘンなプライドは捨てて聞きまくる」!

笑顔の従業員

北海道では数少ないプラント建設の「元請け」に大きな魅力を感じて。

森谷さんは苫小牧の出身。高校卒業後は北海道工業大学(現・北海道科学大学)に進み、機械設備について学びました。新卒で就職したのは、大手企業の子会社にあたる建設会社。

「恥ずかしい話ですが、当時は地元の苫小牧で就職できれば良いとしか考えていませんでした(苦笑)。前の会社で僕が主に担当したのは、工場内の機械や上下水道に関わる配管の図面設計です。時には現場監督を兼ねることもありましたが、オフィスワークが8割といったところでしょうか」
以前の会社は地元では安定的な経営を続け、仕事の需要も堅調に増えていたのだとか。一方で、元請け(発注者から直接工事を請け負う業者)から工事を受注する一次下請けのポジションで、規模についてはさほど大きくはありませんでした。経験を積めば積むほど、より上流のダイナミックな仕事に携わりたいという思いが胸に募ってきたといいます。

「スキルアップのために転職するのであれば、大型案件の中でも完成までに年単位がかかるようなプラント建設が理想的だと考えるようになりました。ただ、北海道内でプラント建設の元請けとなっている企業は非常に少数。あったとしても全国規模の会社で、道外転勤がつきものでした。僕は北海道で働く志向が強いので、ほとほと困っていたところ、ようやく見つかったのがバイオガスプラントも手がけるコーンズ・エージーだったんです」
2021年の初頭、森谷さんはコーンズ・エージーに転職。これまでは元請け企業が基本設計から機械の選定までをすでに決め、ある程度決まったレールの上で仕事を進めていましたが、今度は自分がすべてを動かしていく立場。胸が高鳴ったと振り返ります。

打ち合わせをする従業員

周りと仲良く、上手くやることが仕事を覚える一番の近道。

バイオガスプラントの建設は、コーンズ・エージーの中でも比較的新しい事業。森谷さんは入社後に基本設計を教わったものの、プロセスやノウハウはまだまだ確立されておらず、「過渡期ということもあり、手探り感がスゴいんですよ(笑)」と正直にお話しします。

「バイオガスプラントに使うポンプの選定、温度管理の手法、機械は何を使うのか…僕にとってはすべてが初めての経験。幸い、支店に何でもこなせるスーパーマンのようなベテランの先輩がいるので、電話やオンラインで分からないことをイチから教わることができました。とはいえ、まずは自分で考えてみて、どうしても解決の糸口が見えない時に質問するよう心がけています」
バイオガスプラントと一口にいっても、新設するのか、既存施設に手を加えるのかでも施工は大きく異なります。お客様の飼養頭数や経営の考え方、土地が傾斜地かどうかによっても造りは変わっていくのだそうです。

「お客様によっては牛の敷料(牛の寝床に敷くもの)にワラを多めに使ったり、あるいは砂がメインだったりと、バイオガスの原料となる素材も違ってきます。それによって各槽内の中でどう撹拌するのかもカギになるんです。こうしたノウハウを持っている先輩に、自分から聞きに行く積極性が必要だと思います」
加えて、実際に工事を進める協力会社のスタッフや手を動かしてくれる職人も、森谷さんにとっての先生。「ことバイオガスプラントの設計は、人に聞かなければ分からないことが多い分野。僕も建設業界の経験者ではありますが、ヘンなプライドを持たずに聞きまくれるタイプです。つまり、周りと仲良くなることが仕事を覚える一番の近道ですし、成長に欠かせないと思います。何より、コーンズ・エージーは快く教えてくれる人に恵まれた環境です」

PCに向かう従業員

勤務時間は濃密に集中する反面、働き方は前職よりもラクに。

森谷さんは入社から約1年後に、先輩と二人三脚で道北の牧場にバイオガスプラントを新設する仕事に着手。設計はもちろん、お客様との連絡や協力会社との打ち合わせ、職人や資材の手配といった施工管理の一連の流れを経験できました。
「3カ月ほど現場に張り付いて、工程管理を行いました。とはいえ、2〜3週間に一回は、土日になるとどちらかが残り、どちらかが自宅に戻るというように交代で家に帰れるのはありがたかったです」
中には見積もりを作成する業務もあり、何億、何十億という金額を目の当たりにすることで、改めて大きなプロジェクトに携わっている実感が湧き、責任感に身が引き締まる思いだったと振り返ります。
「工事が完成した時の達成感が大きいのはいうまでもありません。試運転として牛の糞尿を投入し、無事にガスが発生した時は施設のダイナミックな規模に負けないくらい、デッカイ手応えが得られます」
仕事のやりがいに比例して、相応の苦労や大変さがあることも事実。けれど、森谷さんは前職に比べてプライベートの時間がグッと増えたと笑顔を見せます。
「当社は土日が休みなので、体が随分とラクになりました。19時になるとPCが強制的にシャットダウンしてしまうこともあり、勤務時間は濃密に集中しなければならない反面、退社時間も早くなりました…まだ仕事がしたい時もあるにはありますが(笑)。前職よりも帰宅が早くなったことを、妻も喜んでくれています」
今後の目標は、施工管理の仕事をより深く知り、先輩の手助けなしで完遂できるようになること。「バイオガスグループの施工管理を担う後輩たちには、手探りで解決策を見出していくような今のスタイルをできるだけクリアにして、同じ苦労を味わわせないように教えていきたいです」と森谷さん。入社から2年足らずとは思えない頼もしさに、その言葉が実現する未来が重なりました。

※インタビュー・撮影・ライティングは外部取材チームが担当。記事の掲載内容は取材時点の情報です。

作業をする従業員

お客様にバイオガスプラントのボイラーについて
説明する森谷さん。

作業をする従業員

バイオガスプラントの撹拌装置を点検中。
その表情は真剣そのもの。

作業をする従業員

この小窓の先に、牛の糞尿を撹拌させる
発酵槽があるのだとか。