警備の求人を見つけて、応募しようか迷ってこのページにたどり着いた方が多いはずです。調べれば調べるほど「きつい」「やめとけ」という声が出てきて、手が止まっているのではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。「やめとけ」と言われている内容の多くは、交通誘導のような屋外の現場の話です。同じ警備員でも、ビルや商業施設で働く施設警備を選べば、当てはまらない項目がかなりあります。
警備員がきついと言われるのは、主に屋外の現場。屋内の現場を選べば大半は当てはまりません。
・暑さ寒さ、雨でも休めないのは交通誘導やイベントの話
・施設警備は空調のきいた建物内が中心
・夜勤が多いのは事実。ここだけは向き不向きが分かれる
・人手不足の業界なので、未経験でも採用されやすい
この記事では、言われている理由をひとつずつ確認したうえで、自分が向いている側かどうか、そして求人をどう選べばいいかまでを解説します。
警備員できついのは主に屋外の現場
交通誘導と施設警備は、同じ警備員でも別の仕事
「警備員」とひとことで言っても、働く場所は大きく分かれます。
道路工事の横で誘導灯を振る交通誘導や、祭りやイベントで人の流れを整理する雑踏警備は、勤務時間のほとんどを屋外で過ごします。夏の暑さも冬の寒さも、雨も雪もそのまま体で受けることになります。
一方、オフィスビルや商業施設、工場などに常駐する施設警備は、建物のなかで働くのが基本です。受付での入退館管理、モニターでの監視、決められたルートの巡回が主な仕事になります。空調の効いた場所で、座って行う業務も含まれます。
同じ資格も要らず、同じ「警備員」という名前で募集されていますが、実際に過ごす1日はまるで違います。この違いを知らずに応募すると、「聞いていた話と違う」ということになりかねません。
どの現場にいたかで、話はまったく変わる
ネット上の「やめとけ」という書き込みを読むと、内容がばらばらであることに気づきます。
「1日中立ちっぱなしで足が壊れる」と書く人がいる一方で、「暇すぎて時間が経たない」と書く人もいます。「夏は死ぬ」という声の隣に、「空調が効いていて快適」という声が並ぶこともあります。
これはどちらかが嘘をついているわけではなく、単に違う現場の話をしているだけです。屋外の交通誘導を経験した人と、深夜のビル警備を経験した人が、それぞれ自分の体験を書いているにすぎません。
だからこそ、評判を読むときは「この人はどこで働いていたのか」を意識してください。そして求人を選ぶときは、自分が耐えられない条件だけを避けるという考え方をすると、失敗しにくくなります。
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警備員がやめとけと言われる5つの理由
1. 立ちっぱなしで足が痛くなる
もっとも多い声がこれです。特に交通誘導や立哨は、決められた位置に立ち続けることが仕事そのものになります。歩き回る仕事なら足も動きますが、同じ場所に立ち続けると足裏やふくらはぎに負担が集中します。デスクワークから転職した人が、最初の1か月で足を痛めることも珍しくありません。
ただし施設警備では、モニター監視や受付のように座って行う業務も一定量含まれます。立ち仕事がまったくないわけではありませんが、屋外の現場ほど一方的ではありません。
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2. 夏は暑く冬は寒い、雨でも休めない
屋外で働く現場の一番の難点です。真夏はアスファルトの照り返しで体感温度が上がり、真冬は吹きさらしの中で手先の感覚がなくなります。ヘルメットや安全靴、反射ベストの着用が前提になるため、夏場はさらに暑さがこたえます。
そして工事は、雨でも基本的に決行されます。「今日は雨だから休み」とはならず、カッパを着たまま立ち続ける日もあります。
逆にいえば、この項目は施設警備を選んだ時点でほぼ関係なくなります。やめとけと言われる理由のうち、現場選びで最も簡単に回避できるのがここです。
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3. 夜勤が多く、生活リズムが崩れる
これは屋内・屋外を問わず当てはまる、警備の仕事の本質的な特徴です。建物や設備を守る仕事である以上、人がいない夜間こそ出番になります。24時間稼働する工場やビルでは、日勤と夜勤を組み合わせた交代制が一般的です。
夜勤は深夜手当がつくため、同じ時間働いても収入は増えます。ただし生活リズムの乱れは避けにくく、ここだけは相性がはっきり分かれます。辞める理由として多いのは体調そのものよりも、家族と生活時間が合わない、休日も眠くて何もできないといった生活面の悩みです。
数週間で慣れる人もいれば、何年続けても慣れない人もいます。夜勤の経験がない方は、まず日勤中心の現場から始めるという選択肢も検討してください。
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4. 何も起きない時間が長くて退屈
意外に思われるかもしれませんが、「暇すぎてつらい」という声も少なくありません。深夜の無人ビルや来客の少ない施設では、何時間も誰とも話さず、異常がないかを見続けることになります。多くの現場でスマートフォンの使用は制限されているため、時間をつぶす手段も限られます。
警備は「何も起きないこと」が成果である仕事です。そのため、目に見える達成感を得にくいという難しさもあります。
ただしこれは、静かに過ごせることを利点と感じる人にとっては、むしろ魅力にもなります。同じ条件でも評価が正反対に分かれる、わかりやすい例です。
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5. クレームを受けても言い返せない
警備員は現場の最前線に立ちます。通行止めに苛立つドライバー、入館ルールに納得しない利用者。原因が自分になくても、最初に言葉をぶつけられるのは警備員です。
さらに警備員には、警察官のような権限がありません。できるのは声をかけることと、退去をお願いすることまでです。責任は求められるのに、その場で強く出ることはできないという立場が、人によっては体力的な負担以上のストレスになります。
ただ裏を返せば、自分で判断して抱え込む必要はないということでもあります。手に負えない相手は会社や警察に引き継ぐのが正しい対応であり、そう決められているからこそ一人で背負わずに済みます。
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逆に、警備員がいいと思うところ
未経験でも採用されやすい
警備業界は慢性的な人手不足が続いています。特に交通誘導は求人数が求職者数を大きく上回っており、応募すれば採用される可能性が高い状態です。
学歴や資格も、入職時点では求められません。面接で見られるのは、健康状態と勤務可能なシフトが中心です。履歴書だけで応募できる会社も多く、転職活動のハードルとしてはかなり低い部類に入ります。
ただし、警備業法により18歳未満は働けません。そのほかにも、一定の前歴がある方などは法律上就けない決まりがあります。
研修が法律で義務づけられている
未経験で不安に感じる方も多いと思いますが、警備員は現場に出る前に20時間以上の研修を受けることが法律で決まっています。1日だけのアルバイトであっても例外ではありません。
内容は、警備業務の基本原則や関係法令、事故が起きたときの応急措置、護身用具の使い方などです。就業後も半年ごとに研修を受けることが義務づけられています。
つまり「何も教わらないまま現場に放り込まれる」ことは、制度上ありえません。ここは他の現場仕事と比べても安心できる点です。
年齢を理由に落とされにくい
警備業界は、60代・70代の方が現役で働いている職種です。業界全体で見ても、高年齢層が大きな割合を占めています。
そのため、40代・50代からの転職でも「年齢的に厳しい」と言われにくいのが実情です。定年後の再就職先として選ばれることも多く、長く働き続けたい方にとっては現実的な選択肢になります。
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警備員が向いていない人の特徴
ここまで読んで「自分は大丈夫そうだ」と感じた方もいれば、まだ迷っている方もいると思います。ここからは、現場を選んでも解消しにくい、根本的な相性の問題を確認していきます。
じっとしている時間に耐えられない人
警備の仕事は、基本的に「待つ」時間が長くなります。異常がないか見続ける、来訪者を待つ、決められた時間まで定位置にいる。手を動かして何かを作ったり、次々とタスクをこなしたりする仕事ではありません。
体を動かしていないと落ち着かない、常に何か作業していたいという方にとっては、この待機時間そのものが苦痛になります。現場を変えても解消しにくい部分なので、正直に自分の性格と照らし合わせてみてください。倉庫内作業や製造ラインのように、手を動かし続ける仕事のほうが合っている可能性があります。
夜勤で体調を崩しやすい人
警備の求人は夜勤を含むものが多く、完全に避けようとすると選択肢がかなり狭まります。
過去に夜勤を経験して体調を崩した、睡眠が浅く昼間に眠れない、持病があって生活リズムを崩せない。こうした方は、無理に夜勤ありの現場を選ばないほうが賢明です。日勤限定の求人に絞って探すか、警備以外の選択肢も併せて検討してください。
「手当がつくから」という理由だけで夜勤を選ぶと、体調を崩して結局続かないというケースもあります。
短期間で年収を大きく上げたい人
警備員の給与は、基本給に夜勤手当や資格手当が積み上がっていく構造です。資格を取り、現場を選び、役職に就くことで収入は上がりますが、それには年単位の時間がかかります。
「来年には年収を100万円上げたい」といった目標がある方にとっては、ペースが合わないと感じるかもしれません。逆に、無理なく長く働きながら少しずつ積み上げたい方には向いています。
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逆に、警備員が向いている人
ひとりで過ごす時間が苦にならない
警備は、勤務時間の多くをひとりで過ごす仕事です。巡回中も、モニターの前でも、基本的には単独行動になります。同僚と顔を合わせるのは朝礼や引き継ぎのときが中心です。
前職で人間関係に疲れた方、接客や電話対応が苦手な方にとっては、これが大きな安心材料になります。「静かに働けるだけでありがたい」という理由で警備を選び、長く続けている人は少なくありません。
決められた手順を守るのが苦ではない
警備の業務は、ほぼすべてが手順として決まっています。巡回のルート、鍵の管理方法、異常を見つけたときの連絡先。自分で考えて工夫する余地は多くありません。
これを窮屈と感じる人もいますが、「迷わなくていい」と感じる人にとっては働きやすい環境です。毎回やることが変わる仕事より、決まった型をきちんとこなすほうが落ち着くという方には向いています。
長く働ける仕事を探している
警備業界は、年齢が上がっても続けられる数少ない現場仕事です。60代・70代で現役の方も多く、定年後の再就職先としても選ばれています。
いま40代・50代で転職を考えている方にとって、「この先20年働ける仕事」という視点で見ると価値が変わってきます。目先の条件だけでなく、長く続けられるかどうかで判断してみてください。
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現場で働く人のリアルな意見
ここからは、実際に警備の現場で長く働いている方の話を紹介します。東急セキュリティ株式会社で勤続23年、現在はセキュリティ指令センターに勤務する藤田さんです。ネット上でよく見る不安に、現場からの答えを重ねてみます。
「24時間拘束はきついのでは?」
警備の求人でよく見かける宿泊勤務。24時間拘束と書かれていると、それだけで応募をためらう方も多いはずです。
ただ、24時間ずっと立ち続けるわけではありません。勤務時間のなかには仮眠と休憩がまとまって組み込まれています。
さらに見落とされがちなのが、勤務明けの扱いです。24時間勤務が終わるとその日の勤務は終了となり、翌日が丸一日休みになる「明け休み」があります。月曜の朝から火曜の朝まで勤務すれば、火曜はそのまま休み。水曜が公休日なら、連休のように過ごせる計算です。
現場の声
「24時間拘束」という文字面だけを見ると過酷に思えますが、月の出勤日数で見ると日勤より休みが多くなるケースもあります。求人票を見るときは、拘束時間だけでなく月の勤務日数と明け休みの扱いまで確認してください。
「給料が上がらないのでは?」
収入面の不安は、警備員を検討する人がもっとも気にする点です。
ここで分かれ目になるのは、昇進の段階が用意されている会社かどうかです。一般隊員のまま何年も過ごせば収入は頭打ちになりますが、隊長、現場責任者と進む道筋があれば話は変わります。
現場の声
求人票では、資格取得支援の有無、役職の段階、昇給の仕組みが書かれているかを確認しましょう。給料が上がらないのではなく、上がる仕組みのある会社を選べているかという視点で見てください。
「現場がなくなって仕事を失うのでは?」
あまり語られませんが、警備は契約で成り立つ仕事です。クライアントとの契約が終われば、その現場自体がなくなることもあります。
そのため会社選びでは、どこから仕事を受注しているかが安定性に直結します。グループ企業の施設を担当している会社や、長期契約の現場を多く持つ会社は、この点で強みがあります。
現場の声
面接の場で「担当する現場は長期契約ですか」と聞いておくだけでも、入社後の安心感は変わります。
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後悔しないために、求人票で見るべき5つのポイント
ここまで見てきたとおり、警備員がきついかどうかは現場で決まります。応募する前にこの5点を確認するだけで、失敗の大半は防げます。
1. 屋内か屋外か
最初に確認すべき項目です。求人票に「施設警備」「常駐警備」「ビル警備」と書かれていれば屋内中心、「交通誘導」「工事現場」「イベント」とあれば屋外中心と判断できます。
暑さ寒さが苦手、天候に左右されたくないという方は、この時点で屋内の求人に絞ってください。やめとけと言われる理由のうち、かなりの部分がここで消えます。逆に、屋外のほうが時間が早く過ぎて性に合うという人もいるので、どちらが優れているという話ではありません。
2. 日勤か夜勤か、シフトはどう組まれるか
次に勤務時間帯です。日勤のみ、夜勤のみ、日勤と夜勤の交代制、24時間の宿泊勤務。この4つで生活は大きく変わります。
確認したいのは、シフトの組み方まで書かれているかです。「日勤・夜勤あり」とだけ書かれている求人は、実際にどんなサイクルで回るのかを面接で聞いてください。週ごとに入れ替わるのか、月単位で固定なのかで、体への負担はまったく違います。
3. 配属先は固定か、日ごとに変わるか
見落としやすいのがこの点です。同じ現場に毎回通う常駐型と、その日ごとに現場が変わる流動型では、働きやすさが大きく違います。
流動型は毎回移動先が変わるため、通勤時間が読めず、現場のルールも都度覚え直しになります。一方で常駐型は、通勤も業務内容も安定し、人間関係も築きやすいのが利点です。落ち着いて働きたいなら、配属先が固定の求人を選んでください。
4. 実働時間と拘束時間の差
求人票に「実働8時間」とあっても、実際に家を出てから帰るまではもっと長くなります。現場までの移動、朝礼、装備の着脱、引き継ぎが加わるためです。
面接では「集合場所はどこか」「実際に何時に集合して何時に解散か」を確認しましょう。時給が高くても、拘束が長ければ時間あたりの実入りは変わってしまいます。
5. 資格取得の支援があるか
将来的に収入を上げたいなら、ここは必ず見てください。警備業務検定などの資格は手当に直結し、有資格者でなければ配置できない現場もあります。
受験費用の負担、講習中の給与支給、合格祝い金といった制度がある会社なら、費用をかけずに資格を取れます。求人票に書かれていなければ、面接で質問して構いません。
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給料を上げたいなら知っておきたいこと
「警備員は稼げない」と言われますが、収入が上がる仕組み自体は存在します。使っていないだけ、という場合も少なくありません。
手当を積み上げる
警備の給与は、基本給に各種手当が加算される形です。深夜手当、資格手当、現場ごとの手当、役職手当。どれを組み合わせるかで、同じ勤務時間でも金額が変わります。
もっとも手軽なのは夜勤です。深夜帯には割増賃金がつくため、日勤と同じ時間働いても収入は増えます。体が夜勤に合う方なら、まずここから検討するのが現実的です。
資格を取って配置される現場を増やす
警備業務検定を取得すると、手当がつくだけでなく、有資格者の配置が義務づけられている現場に入れるようになります。こうした現場は単価が高く設定されていることが多く、収入への影響は手当だけにとどまりません。
未経験で入社してから取得する人がほとんどなので、応募時点で資格を持っている必要はありません。
隊長・管理側に進む
現場経験を積むと、隊員をまとめる隊長や、複数現場を管理する立場に進む道があります。前章の取材でも、一般隊員から隊長、現場責任者へと段階的にステップアップする流れが語られていました。
この道筋が用意されている会社かどうかは、入社前に確認できます。役職の段階や評価制度について、面接で聞いてみてください。
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入ってから「合わない」と感じたときは
どれだけ調べても、実際に働いてみないとわからない部分は残ります。ただ、合わないと感じたときに、いきなり退職しか選択肢がないわけではありません。
まず現場の変更を相談する
警備会社は複数の現場を抱えています。そのため、会社を辞めなくても現場を変えれば解決するケースが少なくありません。
屋外がつらいなら屋内へ、人間関係が合わないなら別の隊へ、夜勤が体に合わないなら日勤へ。同じ会社のまま環境だけを変えられるのは、警備という仕事の大きな利点です。まずは上司や担当者に相談してみてください。
辞める前に確認しておきたいこと
それでも辞める判断をする場合は、退職の手続きを踏んでください。無断で行かなくなると、給与の受け取りや離職票の発行で自分が困ることになります。
警備は人手不足の業界なので、円満に辞めておけば同業他社に移るのは難しくありません。逆に、途中で連絡を絶つと業界内で話が伝わることもあります。次を見据えるなら、きちんと話をして辞めるほうが得です。
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警備員に関するよくある質問
Q. 体力に自信がなくても働けますか?
現場を選べば可能です。交通誘導や立哨は長時間の立ち仕事になりますが、施設警備なら防災センターでのモニター監視や受付など、座って行う業務も含まれます。機械警備も体力面の負担は比較的軽い部類です。求人票で屋内か屋外かを確認し、面接で「立ち作業と座り作業の割合」を聞いておくと安心です。
Q. 50代・60代でも採用されますか?
採用されます。警備業界は60代・70代の方が現役で働いている職種で、高年齢層が業界全体の大きな割合を占めています。定年後の再就職先として選ばれることも多く、年齢を理由に断られにくい仕事です。ただし体力面の負担が大きい現場もあるため、屋内中心の求人から検討するとよいでしょう。
Q. 資格がなくても始められますか?
始められます。入職時点で必要な資格はなく、学歴も問われません。現場に出る前に法律で定められた20時間以上の研修を受けることになります。資格は入社後に取得する人がほとんどで、取得すれば手当や配置される現場の幅につながります。
Q. 夜勤は必ずやらないといけませんか?
必須ではありませんが、夜勤を含む求人が多いのは事実です。日勤限定の求人も存在するため、夜勤を避けたい場合は応募時点で条件を明確にして探してください。オフィスビルの日中警備や、日中の工事現場の交通誘導などが該当します。
Q. すぐ辞めることになっても大丈夫ですか?
人手不足の業界なので、退職後に別の警備会社へ移ることは難しくありません。ただし無断で辞めると、給与の受け取りや離職票の発行で自分が不利になります。また、辞める前に現場の変更を相談すれば解決する場合もあります。まずは会社に相談してみてください。
Q. 警備員は将来なくなる仕事ですか?
なくなる可能性は低いと考えられます。警備を必要とする施設は増えており、社会的なセキュリティ意識の高まりもあって需要は安定しています。一方で、AIによる顔認識やロボットを使った巡回など省力化も進んでおり、今後は専門性を持った人材のニーズが高まる見込みです。資格取得や管理側へのステップアップを視野に入れておくと安心です。
まとめ
「警備員はやめとけ」と言われる理由の多くは、交通誘導のような屋外の現場を前提にした話です。暑さ寒さ、雨天でも休めないという指摘は、施設警備を選んだ時点でほとんど当てはまらなくなります。
一方で、夜勤の多さと待機時間の長さは警備という仕事の本質的な特徴です。ここだけは現場選びでは完全に回避できないため、自分との相性で判断してください。
未経験でも採用されやすく、研修は法律で義務づけられ、年齢が上がっても働き続けられる。この3点は、他の仕事と比べたときの確かな強みです。
求人を見るときは、屋内か屋外か、日勤か夜勤か、配属先は固定かの3点をまず確認してください。それだけで、後悔する可能性はぐっと下がります。
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https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/241
・厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「雑踏・交通誘導警備員」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/475
・警察庁生活安全局生活安全企画課 令和6年における警備業の概況
・一般社団法人 全国警備業協会