
受付の仕事と聞いて、多くの人は来客応対のイメージを持つでしょう。しかし、受付の仕事内容は非常に幅広く、事務作業も多く含まれます。
語学力やパソコンスキルが求められることもあり、スキルアップにつながるほか、秘書やマナー講師へのステップアップも期待できるなど、キャリアプランもさまざまです。
この記事では、受付の仕事に興味がある方に向けて、受付の仕事内容や向いている人を紹介します。面接に受かるためのポイントもチェックしましょう。
受付の仕事内容
受付の仕事内容は、職場によって大きく異なります。まずは、受付の仕事内容を職場別に紹介します。
病院・クリニックの受付
病院・クリニックの受付では、患者さんから保険証を預かり、受診の案内をするのが主な仕事です。カルテの作成や診察券の発行を行うこともあります。患者さんが安心して受診できるよう、おもてなしの気持ちを持って接することが大切です。具合が悪い患者さんのケアを受付の担当者が行うこともあります。
また、病院・クリニックの受付には、レセプトと呼ばれる業務があります。レセプトとは、医療機関が組合健保や協会けんぽなどの保険者に対して提出する診療報酬明細書のことです。
受付担当は、カルテの情報をもとに診療報酬点数を算出し、1か月分をまとめて翌月の10日までに提出します。レセプトはミスがないよう、慎重に作成しなければなりません。
企業や店舗の受付
企業や店舗の受付の主な仕事は、来客の手続きや電話応対です。お客様が送迎を必要としている場合は、送迎車の手配もします。空いた時間には、施設内の会議室の予約管理といった事務作業も行います。
スポーツジムやエステ、美容室などの受付担当は、入会受付や会計、店舗の清掃など、幅広い業務をこなします。
ホテルの受付
ホテルの受付は、チェックイン・チェックアウトの手続きをはじめとした宿泊対応を行います。
大規模なホテルでは、フロントと客室への案内係は担当が分かれていますが、比較的小規模なホテルでは、フロントが宿泊客の案内を兼任することもあります。海外からの宿泊客も多いため、日常会話レベルの語学力が必要です。
宿泊客の対応以外にも、ホテルのレストランや宴会場を利用するお客様の案内やクロークといった業務も担当します。
商業施設の受付
ショッピングセンターや百貨店などの総合案内所も、受付が活躍する職場です。フロアの案内や迷子対応、館内アナウンス、落とし物などのトラブル対応、ポイントカードの発行手続きなど、業務内容は多岐にわたります。
ホテルの受付と同様、インバウンド需要で海外からの観光客が増えているため、語学力があると現場で重宝されます。
商業施設の受付は土日祝日に出勤になることが多く、平日休みがほとんどです。そのため、家庭の事情などで、暦通りに休みをとりたい人には向いていません。
受付に向いている人

受付に向いている人には、次のような特徴があります。
人とコミュニケーションをとるのが好きな人
受付は、毎日さまざまなタイプのお客様と接することになります。人付き合いが苦手な人は苦痛に感じることもあるでしょう。しかし、コミュニケーションそのものを楽しめる人は、受付に向いています。
柔軟な対応ができる人
受付は、マニュアル通りの対応だけでは務まりません。お客様からの要望は多種多様で、急なトラブルに対しても臨機応変な対応が求められます。何をすべきかを自分で判断できないと、お客様を待たせることになり、企業や店舗の印象が悪くなります。難しい課題に直面しても、楽しみながら工夫して乗り越えられる人は、その長所を活かして受付の仕事にチャレンジしてみましょう。
秘密を守れる人
受付は業務上、来訪記録などの情報を管理することになります。その際、プライバシーに最大限配慮することを心がけましょう。ほかのお客様に個人情報を漏らさないことはもちろんのこと、プライベートで仕事の内容を外部に漏らすことも禁じられています。秘密を守ることは、受付の仕事をするうえで重要な要素です。
受付の年収
受付の仕事の平均年収は350万円程度で、一般事務などのオフィスワークと比べてやや高めです。外資系企業やVIP対応がある受付の仕事は、さらなる年収アップが期待できるでしょう。
また、受付から秘書へのキャリアアップも可能です。秘書の仕事に興味がある人は、基礎知識を習得するために秘書検定の受検をおすすめします。秘書として身につけたスキルを活かして、企業のビジネス研修で講師を務めている人もいます。
未経験から受付の仕事に就くには?
受付は、接客から事務作業まで、さまざまな業務を担当しますが、就業時に必須となる資格は特にありません。未経験歓迎の求人も多く、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。
未経験の場合は、研修制度がある職場もおすすめです。チームで行う受付の仕事や、すでに就業しているスタッフが複数いる職場も働きやすくなります。病院・クリニックでは、医療事務の資格を持っていると有利です。
受付の面接に受かるためのポイント

受付の仕事に就くための面接では、どのようなことを心がければよいのでしょうか。ここでは、受付の面接に受かるためのポイントを3つ紹介します。
語学力や接客経験をアピールする
受付は対人業務なので、接客や営業の経験があれば積極的にアピールしましょう。コールセンターなどでの顧客応対経験も受付の仕事に役立ちます。
総合受付があるショッピングモールや百貨店、ホテルなどではインバウンド需要が増えているため、受付の経験がなくても、語学力を証明できる資格があると選考に通りやすくなる可能性があります。
パソコンスキルを証明する資格を取得する
受付ではパソコンを使う仕事も多いため、エクセルやワードなどの基本的な使い方を覚えておくと便利です。また、パソコンスキルを証明する資格を取得しておくと、面接で評価されるでしょう。
パソコンスキルを証明する資格の一例として、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)があげられます。ワード・エクセル・パワーポイントなどOfficeソフトのスキルをマイクロソフト社が認定するもので、全国約1,500か所で受験できる随時試験は、ほぼ毎日実施されています。
清潔感のある身だしなみを心がける
受付は企業や店舗の顔になる仕事であることから、身だしなみは厳しくチェックされます。面接では、必ずスーツを着用しましょう。また、派手な髪型やメイク、ネイルは控えることが大切です。
まとめ
受付の仕事内容を詳しく紹介しました。
ひとくちに受付といっても、さまざまな職種があります。受付の仕事が気になっている人は、まず「tenichi」で、具体的な勤務時間や仕事内容を確認してみましょう。
正社員以外に、アルバイトや派遣社員など、雇用形態も豊富です。よく比較検討したうえで、自分のライフスタイルに合った仕事や、キャリアプランの希望が叶う受付の仕事を見つけてください。




